第100話 日本ではない別の世界の朝……。 (6)
う~ん、でも儂は、妻の柔らかくて小さな唇を貪るだけでは、とうとう満足ができなくなった。
まあ、それぐらい儂の妻達の指使いは巧妙──。
特にすみれとセリカの奴は、五十歳を過ぎた儂が関心をする程巧妙に動くのだよ。
だから儂が今キスをしている妻も、二人のどちらかとは思うのだが?
儂が仮に? 妻の名前をすみれなのか~? セリカなのか~? と、呼び間違えるようなことになれば、夫婦の間に亀裂が生じて大変なことになるかも知れないので。只今儂が貪る妻の名前を呼びながら嬌声を漏らす事ができない。
まあ、そんな訳がある、ハーレム王の儂だけれど。
そろそろ儂の男の性が、妻とのキスだけでは物足りなくなってきたのだ。
だから欲望を抑えきれなくなってきた儂は、自身の妻の腹部の辺りから、自身の指先を『ツ、ツツ……』と、嫌らしく忍ばせて妻の胸──。
「あっ、あん~!」
すると妻の口から鳴き声が漏れてきたのだ。
と、なると?
儂の妻自身もその気のようだよ~。
だから儂は、我が家の奥さま達姉妹が持つ共通の物──。
それも他の者達へと御自慢できるような大変に御立派なオッパイ──!
そこにめがけて、自身の指先を嫌らしく『ツ、ツツ……』と、音を出すように忍び込ませた。
そして儂の少しばかり、年齢を感じ始めたシワのある手で、妻の豊満なオッパイを鷲掴み──。握り、貪り始めだした。
〈ワシ~! ワシ~!〉と。
……ん? えっ? あれ? 可笑しい……。
昨晩から明朝にかけ、何度も儂が貪り堪能をした。妻達の豊満……。
というか? 傲慢な女性の象徴が消えてなくなっているのだよ。
でッ、その代わりのあるのが、とても貧相なチイパイがあるのみなのだ。
だから夫の儂は困惑──。
「なっ、ない~! 儂の大好きな妻達の爆乳がぁあああ~!」
と、儂は声を大にして叫び、絶叫を上げた。
でッ、叫び、絶叫を終えると。
「お、お前は一体誰だぁあああ~⁉」
と、儂とキスをしている相手へと怒号を放ちながら。
自身の閉じていた瞼(まぶた)を開いて、儂と只今貪るようにキスをおこなっている者の顔を確認したのだよ。
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