第99話 日本ではない別の世界の朝……。 (5)

 儂はそう思うと?


 このまま儂の背から甘え、腹部の下にある聖剣を、自身のしなやかな手の平と指先を器用良く動かし貪る妻を放置するのが不安で仕方がないよ。


 と、思うと儂は、慌てふためきながら、自身の身体を反転──。


 儂の背に当て甘え貪る妻の唇を、儂の唇を使用して荒々しく塞ぎ──。


 今度は儂自身が妻を貪り始めだしたのだ。


「うぐ、うぐ、ううう~。あああ~。うぐっ……」


 と、いった感じで、儂は男ながらに嬌声を漏らしながら、妻に貪り始めたのだ。


 ……ん? 儂の腹部の下にある聖剣は、昨晩から明朝にかけて使用し過ぎで、刃こぼれをおこしたのではないかと。先程儂が自身の脳裏で漏らしていたのではないかと? 思っていた筈なのに。


 何でまた年甲斐もなく聖剣が、勢い良くそびえたっているのか、傍から見ていて仕方がないと?


 う~ん、それはね?


 儂が今唇を奪い貪っている妻が、余りにも巧妙に……。


 というか? 大変に器用良く、自身のしなやかな指先を使用して、儂の聖剣のツボを押さえいじくってくるから。儂自身の煩悩と異性への性が抑えきれなくなり、欲望をしてしまった。


 すると儂の腹部の下にある聖剣がそびえ立ち始めだした。


 だから流石──儂のことなら何でもわかる妻達だと思い。儂は関心をした。


 そして関心をしながら、只今妻の柔らかくて小さな唇を貪りながら、荒々しくキスをしている最中なのだ。

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