第74話 奥さま達との初デート? (13)

 儂が思うと、『あれだ?』我が家の妻達は、夫である儂の想いがわかるし。もう既に十年近くも前から、オンラインゲームの世界の中で、共に喜び悲しみ、冒険と寝食を共にした家族なのだから、娘のレイを見ればわかる通りで、既に赤い糸で繋がっている二人なわけだから。


「(うぅ~ん、別によいぞ~。御方~。これは一族の長の筆頭妃である妾の役目だから、気にしなくていいぞ~)」と。


 エリカは更に夫の儂へと甘え、唇を重ね、深く交わり堪能しながら、脳内から話しかけてきたのだよ。


 でッ、エリカからこんな想いを聞いた儂はと、言うと?


 本当に妻のエリカかが家族を守り養ってくれたことに感謝をした。


 と、いうことで?


「エリカもセリカも、レイも好きな物を好きなだけ購入をすればいい。父ちゃん。明日からまた頑張って仕事をするから」と。


 儂は妻二人と娘一人に、先程とは違った気落ちをした様子ではなく、覇気のある言葉を告げた。


「フム~、そうだな~。今迄妾達が家と家族を皆で協力して守ってきたのだから。御方には妾達妻への労いとして色々と購入をしてもらうかのぅ~?」


 エリカは、儂へと重ね貪っていた唇を離すとセリカと娘のレイへと告げた。


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