第53話 異世界からの電話? (14)
……ん? な、何? 何? ケイン君とは誰だ?
今儂は、セリカちゃんの不満を聞いて、そう思ったのだよ。
う~ん、儂に頼らず自分一人で育てるとか言っているのだが?
どう言うことなのだろうか、セリカちゃん?
まあ、儂自身、できるだけ傍から見ても動揺をしているように悟られないように振る舞ってはみるのだが。
今セリカちゃんが儂に告げた不満の中に出場したケイン君のことが気になって仕方がない。
でも、仮にセリカちゃんに訊ねてみて、今のケイン君と言う名の人物名が、儂への彼女のトラップであり。儂を動揺させる手口かも知れないから?
下手に儂は、セリカちゃんに訊ねない方が良いとは思うのだが?
「(あのね~? パパ~? セリカは先程から何度も言っているとは思うけれど? セリカはパパを騙して、お金を奪おうとはしていないよ……。只セリカが産んだパパの子供を夫婦仲良く育てようと言っているだけなのに……。これだとパパにケイン君の養育費を出してよと。セリカがパパに頼むことができないじゃない……)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます