第52話 異世界からの電話? (13)
と、告げるとする。
すると電話の向こうからセリカちゃんが。
「(えぇえええっ! パパって~。その歳にもなって貯金もないし。キャッシングすらできない立場なの~? う~ん、それならパパには悪いのだけれど? セリはパパなどいらないからごめんね~。また逢う日迄~)」
とか言ってくれて。もう儂に対して『オレオレ詐欺行為』をしようと思う気持ちがなくなるから。返って儂には好都合かも知れない。
まあ、儂は脳裏でこんなことを思案しながら『イヒ、ヒヒヒ……』と、苦笑していると。
「(パパは先程からセリカが本当に憤慨しそうなことばかり脳裏で思っているよね? もう本当に失礼というか? もういいよ~。セリカはパパのことなど知らないのだから~。それにケイン君の件もあるからセリカはパパとゆっくり話しをしようと思っていたけれど。もういいよ~! ケイン君はセリカが一人でちゃんと育ててみせるから~。パパなどもういらないから~)」
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