第41話 異世界からの電話? (2)

 だから儂は、さてさて、どうしたらいいのだろうかと、困惑……。物語の主人公みたいになった儂の生きざまと。取り敢えずはこの歳になって、儂に離婚をしようと告げて捨てた元女房のことが頭にきて仕方がないから。不満を募らせている儂の、荒々しい気持ちを抑える為に、『儂は女房に捨てられた……』と、言った題の話しを気分転換のために書こうと決めて。儂はスマートフォンの電源を入れ──。インターネットの世界にある、小説の無料投稿サイトを開き──別れた妻への不満を物語として書き始める。


 う~ん、でも少し時間が経てば、また悲しくなり。『エ~ン、エ~ン、エンエンエン……』と、自然と言葉が漏れてくる、涙と一緒に……。


 だから儂は、『カチカチ』と文字を打ち込むのをやめて、気だるげに両手をだらりとおろした。


 もう、何もかも、儂自身が行うとする気力が湧いてこない。


 と、言うことで、この後儂の口から漏れる言葉は、「ううう……。儂は本当に死のうかな……」と、しか言葉が漏れてこないよ。儂の気落ちをした声色で……。


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