第7話 昭和終わり世代の、貧乏人で坊ちゃん育ちの上、趣味多彩だった儂…… (3)
う~ん、でもね~?
そんな可愛らしい頃の儂も、中坊からは少し違ったのだ。
小学生までのオタクぽい趣味は、中学生以降はなりを潜める。
そして『あっ! ヤンキーだ~!』と、世間様から後ろ指刺される部類に所属してしまったのだ。
特に儂は、幼少の頃から、年配者を敬う傾向があり。いざ中学校に入学してみたら?
普通ならば恐ろしくて近寄る事もままならないような、中学のヤンキーの諸先輩達が、実は幼少の頃からの良く遊んで頂いた近所のお兄ちゃん達ばかりだったのだ。
だから儂は、入学して未だ間がないにも関わらず。直ぐにヤンキーの仲間入りを果たした。
それも小学生に毛が生えたくらいの身長しかない儂が、母校の校内を、自身の肩を振り、風を切って歩くものだから。
それはもう、校内で目立った。
だって~? おチビの儂が、文部省推の学制服ではなくて。上着は中ラン──。
学生ズボンは、ブカブカのボンタンを履いて、肩で風を切るものだから本当に目立ったよ~。
(改修済み)
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