第6話 昭和終わり世代の、貧乏人で坊ちゃん育ちの上、趣味多彩だった儂…… (2)

 そう~? 儂は中坊までは本当に多数のプラモデルを制作したものだ。


 う~ん、でもね~? 儂はプラモデル製作の最中に、他にも大変に凝った物があるのだよ。


 今でこそ色々なオタクの為のショップがあるのだが、昭和五十年から六十年にかけて、儂の産まれ暮らす広島の街には、オタクの専用のショップなどない時代……。


 只唯一販売していたのが、謀百貨店の特設会場で、イベント販売として売られていた物……。ポスターやセル画などを購入する為に、一時間近く自転車を走らせ──。通ったものだよ。


 まあ、こんな感じの幼少期の儂だから、今世間さまで言われている引き篭もりと言う奴だったよ。幼少期の儂はね~。


 だから大変に大人しい、目立たない子供だったと思う?



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