その42 にてみりひ
検索結果……アイランドリゾート
モルディブにある『ミリヒ アイランドリゾート』がヒット。絶海の孤島にたつ南国な雰囲気のリゾートです。充実のサービスや豪華な食事。お値段もわりとリーズナブルで大変魅力的でした。南国リゾートと聞くとゾンビが連想されるんですがゲームのやりすぎでしょうか。
____________________________________
A案 地図上にない島
毎年恒例の海外への家族旅行。そこまで高くないはずの親父の給料で、よくも毎年企画してくれてると思う。俺も親になったらこういうことができるようになりたいな。いつもは母さんと喧嘩してる妹も今日はあんなに……
――あれ? どこだ、ここ?
俺は海外行きの飛行機に乗って、いきなり機体が揺れて、それから……っ! そうだ! 家族は!? 父さんは!? 母さんは!?
スマホ……! スマホで場所を確認して連絡を取ろう。現在地は――
「何だよこれ……ウソだろ」
画面に表示されたのは一面の青。俺が立っていたのは地図上にない島だった。
B案 ばあちゃん、南国へ行く
「ずっと南国に行けなかったのが心残りでねえ……」
真っ白なベッドの上で、骸骨みたいに細くなってしまったばあちゃんがポツリとこぼした。小さい頃からずっと優しくしてくれた大好きなばあちゃん。褒められたことも怒られたこともあったけど、その聞きなれた声で願いを聞くのは初めてだった。
動機はそれだけで十分だ。体に障るから飛行機にも船にも乗せてあげられない。そんなばあちゃんを私が南国に連れて行くんだ。
残された一カ月。私とばあちゃんの最期の旅行。
C案 ワクワク社員旅行
今期は皆業績が良く、社長のはからいで社員旅行が開催されることになった。それも行き先はリゾート地! 美味しい料理に綺麗な景色。灰色のビル街から抜け出して思いっきり羽を伸ばさせてもらおう!
ただ唯一気がかりなのは、企画をするのが経理の山本さんだということ。山本さんはものすごく優秀で、ちょっとのムダも見逃さずに我が社の金銭のすべてを管理してくれている。おかげで社長からの信頼も厚く、旅行は大きくお金が動くのも合わさって即任命された。
しかしこの山本さん、どうにも固いというか人間味がないというか……。まあ、杞憂だよね。
以上、三本です。
かなり間が開いてしまいました。リアルが忙しくてつらいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます