その21 ひのつみし
検索結果……火刑
死刑のひとつで、文字通り罪人を火で焼いて処刑するものです。グロテスクな内容なども含むので、処刑方法等は各個人の責任でお調べください。死に至らしめるというよりは、見せしめや宗教的な意味合いも含まれていたようです。あまりに残酷だということで、現代の法治国家では採用されることはまずありません。古めかしいイメージの言葉でもあるわけですね。
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A案 ベルナールと魔女
中世ヨーロッパ。青年ベルナールは魔女狩り部隊の兵士の一人であった。魔女は人間に害なすものだと考えていたし、それを裁く自分たちの仕事に誇りを持っていた。
ある日、辺境の村はずれに魔女が住んでいるとの告発を受け、ベルナールは隊長と共に拘束に向かう。そこで出会った美しく強気な少女アネッタは、自分を魔女だと決めつける隊長に反抗したことで目をつけられてしまい、街で魔女裁判にかけられることとなった。
監視役を任されたベルナールは、彼女と過ごすにつれて心惹かれてしまう。
二人は結託して魔女裁判の拷問を切り抜けていたが、ついにベルナールの協力もばれてしまい、業を煮やしていた隊長によって魔法で誘惑したのだとされてアネッタの火刑が確定してしまった。
監視役も外され、刻一刻と迫る執行の日。彼女を思い頬を伝わるこの涙さえも魔法なのだろうか。
B案 お焚き上げヒロインでハーレム
俺は高校進学をきっかけに、脱オタクを決意した。確かにオタクは楽しいし幸せだけど、ウチは両親が猛反対だし妹からもキモいって言われてるし、普通の人間になれるチャンスならここで思い切って辞めてしまっても良いんじゃないかってな。
でも感情はそう簡単には変わらなくて、中学最後の春休み、俺は思い出のラノベやアニメたちを泣きながら見まくった。涙も枯れきった最終日、家の裏庭でオタクグッズをお焚き上げしていると、煙の中から作品のヒロインが飛び出してきた!?
彼女たちに出会えたのは嬉しいけど、俺はオタクをやめるんだ! どうにか作品の中に帰す方法を考えなきゃ……。
C案 熱い男
俺の友人、健二は熱い男だ。
何が熱いって、物理的に熱い。なんせ燃えてる。火がついてる。性格については普通の優しいやつで、熱いっつーかむしろ大人しい。
燃えていると色々と苦労があるようで、まず紙を持てない。さらに火が消えると死ぬらしくて、プールや風呂にも入れない。家も耐火性のコンテナで、布団やベッドも燃えるから無理。冬はみんな周りに寄って来るけど、夏は嫌がられるのも悲しいって言ってたな。
そんな健二も俺も、春から大学生。誤解されやすいから一緒にいてほしいって頼まれて快諾したんだが、入学早々救急車とパトカーが学校に大挙してやってきて大騒動。大変だけど楽しい学校生活になりそうだ。
以上、三本です。
処刑や拷問ってアイディアが詰まっていて興味深いんですが、調べるだけでも精神が削られますね……。
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