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琥珀を抱いて

琥珀を抱いて

淡島ほたる

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 宮葉
    24件の
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    ★★★ Excellent!!!

    季節の隙間はいつも騒がしい。

    読み終わってまず思ったのが、
    「何だったんだこいつ……」

    唐突に告白してホモ展開になるかと思いきや、どっかの星に帰るとか言い出して、何か二人して鍋とか用意し始めて、よく分からないまますげー爽やかな別れを遂げる。

    こいつら何なんだ!
    この物語何なんだ!

    バックボーンだとか感情の機微だとか、宵さんの得意技である「僅かな言葉に込められた繊細な感情」を添えながらも物語のギアは全開であり、その細やかなレールを粉々にぶち壊しかねない荒々しいスピードを保ったまま駆け抜けていった。

    しかしそこに不条理感や不完全燃焼っぽさはなく、むしろ台風一過のどこか晴れやかな景観のような、すっきりとした読後感がありました。

    結局何しに来て、最期にどこへ行くのかも分からず終いですが、まあそれでいいんじゃなかろうか。彼らしくて。

    個人的にレモンのくだりとても好き。
    こういうところにセンスって現れるんだなぁ。素晴らしい。

    • 2019年1月3日 14:13