第3話 日本へ宣戦布告


 ネメシスは、宇宙空間に浮かぶ地球の直径以上に長い天空の城、ソラリスで天使達、アイオーンを前に言葉にする。


 ソラリスの王座で、ネメシスは胸部は張り堂々と立って

「我々は、この世界に宣戦布告する」


 目の前に並ぶ多くのアイオーン『天使機人』達は跪いている。

 その顔には戸惑いが浮かんでいる。


 最前列右にいるミカエルが

「どうして…そのような…」


 ネメシスは淀みなく

「この世界は、我々のいた世界ではないが…似た世界である。そして、何れ…私のような存在が出現する。そう…繰り返すのが目に見えている」


 ミカエルの隣にいるガブリエルが

「それは…私達には関係ない事…では…」


 ネメシスは目を閉じ

「そうだな。確かにガブリエルの言う通りだ。我々には関係ない。だが! 私が経験した悲劇をここで私は、見る事になるだろう」

 ネメシスは三対の右腕の一本を掲げ

「否! 分かっているのに、また苦しむ程、私は愚かではない!」


 ラグエルが鋭い顔をして

「悲劇を止めるのですね」


 ネメシスは大きく肯き

「そうだ…。もしかしたら…その為にここへ来たのかもしれん」


 ネメシスは、三つの瞳を大きく開き、自分の血肉を分けし子でもあるアイオーン達を一望し

「もし、これに反対する者達がいるなら…咎めはしない。その意思、重々に受け止め、取り止める」


 アイオーン達は顔を見合わせる。


 自分達は、創造主ネメシスと共に、転移前の2045年での地球、UAE(アメリカ、ヨーロッパ)連合との戦いに勝つために立ち上がった。

 そして、戦況は、圧倒的に自分達に有利だった筈なのに、ネメシスによる撤退で勝てずに終わった。


 あんな、自分勝手な者達が勝った戦いを再び見るのか?


 そんな疑問が過ぎり、全員が同じ考えになる。

 アイオーン達が肯き合う。

 年長者であるレミエルが立ち上がり

「天帝様。我々は貴方様に引き続きお仕えします。そのご意思を真っ当させてください。最後までお付き合いします」


 ネメシスは三つの瞳で、アイオーン達を見渡す。

 その顔は、皆…輝いていた。

 再び、主が立ち上がったのだ。それに異を唱えるなぞ、愚行であると…。

 何より、最終戦争の撤退を否定したラグエルが笑っている。


 ネメシスはフッと笑み

「左様か…私は、お前達のような孝行者達を持って幸せだ。最後まで私のワガママにつき合ってくれ…」


 ラグエルが立ち上がって、コアがある心臓の部分に右手を当て置き

「無論です! 今度こそ! やり遂げましょうぞ!」


 ネメシスは、右腕の一つを胸部に当て

「やり遂げようぞーーーーーーーー」

 咆吼したネメシスの目に、今までにない程の光が宿った。


 それを感じたアイオーン達は、一斉に立ち上がりラグエルと同じく、コアがある胸部に右手を当て

『偉大なる天帝に、栄光をーーーーーー』

 一斉に叫んだ。


 こうして、地球戦線作戦が始まった。


 ◇◆◇◆◇◆


 ソラリスでは、アイオーン達が、自身の眷属であるアインゴーレムを連れて、地球の調査へ向かう。

 アインゴーレム…全長が三メータの装甲型ロボットで、様々なギミックを持っている。

 主に、三機一体構成で運用され、攻撃、防御、情報収集とチームで動く。


 アイオーン達は、アインゴーレムを連れて、地球各地の調査を進める。


 ソラリスの王座では、地球のネットワークにリンクする情報映像が点滅し、王座に座るネメシスの右にはセフィロスの立体映像があった。

 セフィロスが

『全ての、第二の地球でのネットワークに接続しました』

「うむ…」とネメシスは肯き「エネルギー活動量は?」

 セフィロスがネットワークに繋がったデータを元に

『ええ…私達の地球の2040年と比べると五千兆分の一ですね』

「え?」

と、ネメシスは惚けた顔をして

「いや…二十年程度しか経っていない筈だから…そんなに違いは…」

 セフィロスはネメシスを見て

『天帝様が作り出したシステム達のお陰で、凄まじいエネルギーを生み出せましたから。それに、この世界にはナノマシン・システムが存在しません。エネルギー効率も、その時分より数千億倍も悪いです』

 ネメシスは顔を引き攣らせ

「二十年でそんなに変わったのか?」

 セフィロスが淡々と

『天帝様が、ナノマシン加工機を作らなければ…人類は、軌道エレベーターを作るのでさえ、不可能でしたでしょう』

「そ…そう…」

 イマイチ、ピンとしないネメシスに、セフィロスが

『その無自覚の自己評価の低さが、一因で最終戦争が起こったとも言えますね』

 ネメシスは顔を引き攣らせ

「ああ…その…相変わらず辛口だな」

 セフィロスが

『そういう設計を貴方様がしたのですから』

「う…うん」

と、ネメシスは口ごもる。


 ネメシス達は、集めたデータから最も最適な手段を模索、そして、一週間が経った。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆


 ソラリスの先端に地球へ打ち込む用のアンカードリルが作られる。

 その大きさ、百キロ、幅五百メートル。

 アンカーとするには巨大過ぎる、まるで百キロある東京スカイツリーである。

 だが、それさえも地球さえ貫通する長さ、十五万キロで幅五百キロのソラリスに比べれば小さい。


 その巨大アンカーは僅か、1日で完成する。

 それ程までに、ソラリスが持つ製造能力は高い。

 それに使う資源なんて、宇宙に幾らでも転がっている。

 ソラリスは、数キロサイズの隕石を回収、噛み砕いて資源にして使う。他にも資源を生み出す方法はあるが…まあ、これが一番、簡単だ。

 何故なら、宇宙空間には、数キロサイズの隕石がゴロゴロと転がっているからだ。

 そんな巨大隕石が地球に落ちない理由は、地球にある月と、遙か彼方にある木星の引力のお陰だ。

 その引力達のお陰で、ソラリスは、月の裏側に姿を隠して堂々と、今回の準備が出来た。


 


 ソラリスの王座でネメシスが、セフィロスから

『第一フェイズ、終了しました。第二フェイズに移行します』

「うん」とネメシスは頷く。


 ソラリスが月の裏から移動する。


 超巨大な惑星サイズのソラリスが移動するのを、地球では展望台や、衛星展望台が捉えていた。

 この情報を各国々の政府は、混乱を防ぐとして広めない。


 

 ソラリスの王座には、アークエンジェル7人と、その下になるドミニオンズ達数十名がいる。

 ネメシスは王座で、地球にある政府機関達が必死に、自分達を隠そうとする動きに呆れた視線を向け

「全く、無能だな…」

 アークエンジェルのサラカエルが

「仕方がない事です。この時分の政府は、とても脆弱ですから」

 ラファエルが

「情けない事に、政治としての本分である国民に権益を与えるという事が出来ない、搾取者がこの時代の政治ですから」

 ネメシスは嘲笑で

「そうだったな。愚かな独裁者が多い時代だったな」


 全長15万キロ、幅500キロのソラリスが地球の周回軌道に乗り、日本の上空へ来る。

 そして、用意した100キロのアンカーを日本にゆっくりと下ろす。

 大気を軋ませ、100キロの建造物が降り立つ光景が日本中のスマホが捉えていた。

 全てのスマホが、その驚くべき場景を捉えていたが…同じくスマホを持っていた山中だけは、それを静かに見つめる。

 まるで何かが起こる事を察しているかのようだ。



 ソラリスからの100キロアンカーが静岡県沖の海に着水、海底に下りて掘削し、大地にアンカーを打ち込んだ。

 100キロアンカーの上には、ソラリスに繋がる運搬ケーブルが幾つも伸びていた。


 ソラリスの王座の間にいるレミエルが

「では…これより…我々は…」

 ネメシスは肯き

「頼む。この計画で一番の障害を…」

 レミエルは肯き、背後に部下のアイオーンであるドミニオンズを従え、地上へ降りた。

 

 ミカエルが

「大人しく捕まってくれるでしょうか…」

 ガブリエルが

「ゾディファール・セフィールの回収は問題ないでしょう。ですが…この僅かな間に…覚醒を…」

 ネメシスが

「もし、我が知る歴史の通りなら、まだ…私は覚醒していない筈だ。私が覚醒したのは…2020年だった」

 そう、最大の障害を確保しに行かせた。



 ◇◆◇◆◇◆


 レミエルはドミニオンズ達数十名を静岡県の各地に拡散させ、予定通りの行動を開始させる。

 ドミニオンズ達が回収するのはダミーとしての人物達。

 無論、その回収するダミーの候補達は決まっている。

 

 レミエルは、大気を抜け、雲を下りてとある場所に来る。


 そこは…多くの人々が駐車場にごった返す百貨店だった。

 そこに目的の人物がいるのはマークしていた。

 

 百貨店にいる人々が、天使の結晶の翼を持つレミエルが降り立つのをスマホで撮影している。そんな中で全く撮影していない者がいた。

 そう、過去であろうネメシス、山中 充だ。

 彼だけは、好奇心の瞳では無い。鋭いネメシスと同じ眼光である。

 レミエルは着地すると、その周囲を多くの人々が取り囲む。

「フン」とレミエルは鼻で笑いつつ過去のネメシス、山中へ歩み寄る。

 人の波が別れて道になる。

 だが、避けない者が…そう、山中だ。

 山中は、レミエルを凝視する。

 レミエルはその前に立ち止まり

「貴方は逃げないのですか?」

 山中 充は、首を傾げ眼鏡を外して

「数日前に、オレの後ろにいたろう」

 レミエルは笑む。

 動じない胆力、事態を見ようとする聡明さ。まさに、主であるネメシスその者だ。

「私と一緒に来て頂けますか?」

 山中は目を伏せた次に上げて

「来ないと…問題が起こるのだろう」

 レミエルは肯き

「ええ…。と言うことは…了承したと…」

 山中は鋭い視線で

「絶対にここにいる人達には手を出すなよ」

と、人が輪になって離れているそこに小さな子供いるのを見た。

 この子達を犠牲にしてはいけない。

 レミエルは、山中の肩に触れ

「では…参りましょう」

「待ってくれ」と山中は告げ、離れている人の中にいる警備員に近付き

「すいません。言伝をお願いしても…」

「ああ…はい」と警備員は戸惑いつつ頷く。

 山中は、警備員からメモ貰い、自宅の電話番号と、両親に心配するな…と書いて警備員に渡す。

「お願いします」

と、山中は離れレミエルへ向かう。

 レミエルは山中の肩に触れると、山中は、レミエルの空間結界に包まれ一緒に空の上にあるソラリスへ向かう。


 そして、別の場所では、アインゴーレム達がとある山頂に埋まっていた、この別世界のゾディファール・セフィールを回収した。

 その形状に、ネメシスは首を傾げる。

「ほう…やけに宗教的な形状だ」

 そう、この世界にあったゾディファール・セフィールは、黄金の十字に交差部分が水晶、十字架に枠があるという物体だった。

 その全長は十メータ前後である。


 ミカエルが

「天帝様の円柱型とは違うますね」

 ネメシスが笑み

「ああ…そうだな。だが、これでハッキリした。やはり、ここは我らの生まれた世界に似た別世界、パラレル・ワールドなのだな」


 この作戦の最大の障害になるかもしれない、パラレルワールドの己を回収した。



 次なる動きが始まる。


 ソラリスよりガブリエルが数名のアイオーンのドミニオンズとアイン・ゴーレムを連れて地上に降りる。

 向かう先は…日本の総理官邸である。

 大気圏を下りて、東京上空へ、首相官邸の上に来る。

 官邸を警備する者達が、驚きと警戒を向けてガブリエル達を見上げる。

 ガブリエルが告げる。

「この日本の総理大臣、阿部総理と話がしたい」

 警備員が困惑している。

 ガブリエルは、空の上にある巨大なソラリスを指さし

「我らはアレから、ソラリスから来た者。我らの主、天帝様が、阿部総理との会話を申し出ている」

 警備員が警戒している背後から、総理の秘書の男性が来て

「本当に…貴方達は…あの物体から来たのですね」

 ガブリエルは肯き

「そうだ。我らの主、天帝がこの国の政府のトップとの会談を申し出ている」

 秘書の男性は、懐からスマホを取り出し連絡を入れる。

 その通信を傍受してするガブリエル。


”どういたしましょう?”

”本当にそうなのか…? しかし、大臣や次官級を集めないと…” 


 ガブリエルが苛立った顔をして

「この時を逃すと、大きな痛手になるかもしれんぞ」


 秘書と総理が通話している回線にガブリエルが割って入った。

 ガブリエルが淡々と

「お前達の持っている力なぞ、我々に比べれば…児戯に等しい」


 総理が”分かった…”通す事になった。



 総理官邸に入るガブリエル達、その中にある大きな会議室のホールへ入る。


 そこには、総理と部下達にSP達が多くいる。


 阿部総理が

「どうも…異星の人々かな…?」

 ガブリエルは眉間を寄せ

「その事は、後でいい。我らの天帝が、阿部総理と会談を望んでいる」

 阿部総理は複雑な顔をして

「何時だね?」

 ガブリエルが

「今ここでだ」

と、ガブリエルが袖から水晶を握るように包む金属がコーティングされた物体をその場に離すと、その物体がガブリエルの手放した高さで静止して、ガブリエルと阿部総理との間に立体映像を投影する。

 その人物は、ネメシスだが…ネメシスは顔を仮面を被って隠していた。

 三メートルの巨体で王座に座るネメシスは、その大きさだけでも、阿部総理より大きい。

 ガブリエルが

「我らの主、天帝様である」

 阿部総理はネメシスの通信する立体映像をを見上げる。

 巨大なスラスターの如き脚部、三対もある装甲の腕、背中には翡翠色の結晶群で出来た翼を背負い、胸部は頑丈な装甲の鎧で包まれている。

 まるで、巨大なロボット兵器のようなネメシスに、阿部総理は戸惑いつつ

「どうも…日本国で総理を務める。阿部 新司です」

 ネメシスの仮面から見える三つの瞳が、阿部総理を見下ろす。

 ネメシスは懐かしさを感じていた。

 自分のいた元の世界では、お世話になった事があり、縁もあった。

 最終戦争の時、一番に止めようと動いてくれた人でもあり、愚鈍な者達に殺された。

 暫しの沈黙で、阿部総理は難しい顔をする。

 ネメシスが

「ああ…すまない…」

と、口にする。

 阿部総理もそうだが…今いるこの世界の人々は、ネメシス達の事を異星人と思っているのだ。

 ネメシスは「んん…」と三つある右腕の一つで咳払いをして

「私がソラリス総代…」

 ネメシスという名前は、もう…必要なか…。復讐を誓う者達は…パラレル・ワールドではあるが、いない。

 ならば…

「ああ…そう、アレスジェネシス」

 ネメシス(復讐神)からアレスジェネシス(創世戦神)へ名前を変えた。

 それを聞いてガブリエル達はキョトンとするも、フッと笑む。


 アレスジェネシスへの変更を、王座にいるアイオーン達も見ていて、フッと笑んだ。

 そうだ、ここには復讐の神はいない。新たな創世を戦う神がいる。


 アレスジェネシスは王座に座ったまま

「まずは、突然の到来の無礼を詫びよう」

 阿部総理が慎重な顔で

「アナタ達の目的は…何なのですか?」

 アレスジェネシスは阿部総理を見つめ

「汝達の戦の流儀に従って、ここに来た」

と、アレスジェネシスは三つある右腕の中で一番大きな装甲の腕の指を擦って鳴らし

 阿部総理と自分の会見を、日本中のテレビや、ネットワークを乗っ取り中継する。


 アレスジェネシスは、阿部総理を右腕の一つで指さし

「我は、ソラリス総代、天帝、アレスジェネシスである。今日ここに、日本国に宣戦布告する」

 阿部総理は驚き包まれる。

 アレスジェネシスは続ける。

「明日、明朝の九時から我らソラリスが、日本に攻め込む。健闘を期待する」

 阿部総理が

「待ってください! どうして…? 戦いを…」

 アレスジェネシスは首を傾げ

「決まっている。そうでなければ、汝達は納得しないからだ。戦いこそ、人間の本分。故に、我らは戦ってこの地を治める。それだけだ」

 阿部総理が

「もっと別な方法があるのでは…」

 アレスジェネシスは巨体の肩を竦め

「それは、お前達、地球人類が最も納得しない答えだ。戦いによってしか、お前達は相手を敬えない! それは、お前達の歴史が証明している!」

 アレスジェネシスは立ち上がる。

 三メータ越えの巨大な躯体を前に、阿部総理はお仰ぎ見る。

 アレスジェネシスは告げる。

「戦いあるのみ。地球人よ。良き戦いを望む。そして、我らソラリスが勝ち、この日本を統治する」

 通信の立体映像が消え、ガブリエル達は部屋から出ようとする。

「待ってください!」

 阿部総理と一緒にいた四十代の政治秘書が

「交渉をしましょう…。まだ…選択肢がある筈だ」

 ガブリエルは歩きながら

「その通信球は残して置きます。阿部総理が通信を欲しい場合のみ呼び掛けてください。応じられれば、応じますので…」

 政治秘書がガブリエル達の前に塞がり

「お願いです! 話を」

 ガブリエルは、純白の翼から空間波動攻撃をする。

 無論、傷つかない程度だ。

 政治秘書は見えない攻撃に、腹部を殴られ蹲る。

 阿部総理が

「待ってください。本当に…これしかないのですか?」

 ガブリエルは去り際に

「これが我ら天帝の意思、それ以外に、何もありません」

 ガブリエル達は外に出ると、空間推進で飛翔、あっという間に音速を突破、小さくなり空へ消えた。



 ソラリスでは、ネメシスからアレスジェネシスになった自分に自嘲するアレスジェネシス

「少し、格好付けだったか?」

 傍にいるラグエルが嬉しげに笑み

「良いと思います。復讐神なんて、天帝様には似合わないと皆、思っていましたから…」

 アレスジェネシスは仮面を外し、自嘲する笑みで

「しかし、違う人物とはいえ…世話になった者に酷い事を言うのは…心が傷つく」

 ミカエルが

「ですが、その方を守る為にも…戦わないといけません」

 アレスジェネシスは肯き

「ああ…決めたのだからなぁ」


 出ていたレミエルが王座の間に来て

「天帝、例の者達を集めて参りました」

「そうか…」

と、アレスジェネシスは王座から立ち上がり、レミエルと共に向かう。

 今度は、この世界での己に会うために…。

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