第11話 プロトメサイア800字あらすじ版
先の大戦でたった五人の少数勢力で盤面をひっくり返したとされるプロトメサイア、その現実を知る者は少ない。
テミスのバイトする月の棄民地のレストランでは毎晩の様にその存在を喧伝する男がいた。ガキみたいななりの男だったと。レストランの外でテントを張っていた男、ティラはそれはこんな感じだったかと問う。彼はプロトメサイアだった。地下組織TITに作られた改造人間。彼らを下敷きにしたファースト世代が動き出していると言う情報に、テミスの村にいた昔の仲間・パラを連れて行こうとした。テミスはその地下組織に父母が所属していたことを話し、資料を提供した。次の朝、置いていかれないように早起きをした彼女は、ティラの旅についていくことを決めていた。
山の中腹でレストランをしていたアロ、そのおまけの自称婚約者ステ、ローカルアイドルとして活動するプッテ、自由人然とした変態メガが集まる中、敵も放っておかずにファースト世代のレックス、オルを差し向けてくる。そんな中を潜り抜け地球に降り立つ七人は、プロトメサイアの噂を流すことでTITを釣ろうと構えた。しかしやって来たのはファースト世代担当のニトイ博士だけで、彼女はしきりに逃げて月に戻るよう説得するが、そうはしないのがプロトの矜持だった。敵襲を受けながらも地下プラントへの入り口を見付けどんどん進んでいく八人。途中で他のファーストとも行き会うが、倒していく。メガがオルをキスで黙らせた後には精神高揚剤のがぶ飲みしたレックスが飛び掛かって来るが、ニトイが命懸けでそれを止める。と、月でしか発現しなかったエナジー・ストーンが輝き、その傷を癒した。星の力のそれらはステとテミスも所有していて、合体し基地を壊滅に追い込む。
月で暮らすことになったニトイとファースト世代、子供の生まれたティラやアロ、変わらないものはなくまたプロトメサイアによる平和は続くこととなった。
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