Real or Lie

プロローグ2

人類は一度滅びた。’’恐怖の大王’’によって。彼の者は空より現れ瞬く間に人類みな残らずに消したと言われる。

奴は人類を消滅させたあと、消えた。

その出来事から長い年月が立った。世界には再び神によって人類が生み出された。

新たな人類の祖を人は《ジャック》と《クレア》と呼ばれた。

そしてまた年月がたち、彼らの子孫は立派に繁栄していった。

ジャックとクレアを祖に持つ彼ら人類を新世代と呼び、滅亡していったノアの子孫たちを旧世代と呼んだ。

この世界はいわゆる混沌としている。それはなぜか？

簡単なことだ。それは相反する二つのものが存在している事だ。

《魔法》そして《科学》この世界に二つの異なる存在が共存している。

しかし、それは共存していると言うよりも、互いが互いを抑制してあるように見える。

《魔法》の暴走を《科学》が抑制し、《科学》の暴走を《魔法》が抑制する。

世界はそのような微妙なパワーバランスで秩序と平和を保っていた。

表向きは…。