Real or Lie

石田未来

プロローグ

かつてルネサンス期のフランスの医師ノストラダムスは予言した。



2021年7の月に’’恐怖の大王’’がやってくると。


彼の予言は数々当たっていた。彼の遺した著者にはいくつも予言があったがいずれも当たっていた。

故に、人々は恐れた。’’恐怖の大王’’がやって来ることに。国は’’恐怖の大王’’に対抗するため軍拡を広めた。他国とも協力し有事に備えた。


しかし、残念ながら我々は食い止めることができなかった。

それもそうだ。’’恐怖の大王’’の正体がまさか――――――だなんて…。



考古学者 アルバート・マグナリナ



恐怖の大王の正体については何者によって黒く塗りつぶされていた。

この本には最後このように書かれて、間も無く人類は滅亡した。

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