手毬歌

愛菜

第1話

「ここか、、、」


「立派な家だなぁ

空き家だとは思えない」



高校2年生の成実智也と石村健吾はある噂を聞いて二人の地元にある立派な空き家にやってきた。



「なんで私たちも、、、」


「めんどくさ、まあ面白そうだからいいけどさ、」



そう言っているのは智也の幼馴染である三浦翔子と翔子の親友、前野優奈だ。



「男二人で肝試しとかなんか嫌だろ」


「いや、こんな真っ昼間なのに肝試しなんて言えないだろ」



日曜日の朝11時。



「で、ほんとに女の子の歌なんて聞こえるの?」


「噂通りなら聞こえるんじゃねーの?」


「まずそれどこ情報なのよ」


「、、、、、、どこだっけ」


「健吾ほんとにアホ」


「彼氏に向かってなんだその言い方はー!」


「おいこらバカップル、喧嘩すんな」


「とりあえず中入ってみる?」


「翔子お前ノリノリだなあ」


「こういうの好きだから」


「じゃ、行きますか!」







彼らはまだ知らない。






これから起こる恐怖の数々を____

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手毬歌 愛菜 @20010517

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