第一六話 傷の数と同じだけ
1
あたしは勉強しようと、教科書を広げ、ノートを見つめている。
でも、何も書くことができない。
集中することができない。
『それ』がやって来たからだ。
『それ』は、あたしの頭の中を、グチャグチャにしてしまう。
これから逃れる方法は、ひとつしかなかった。
あたしは、机の引き出しからカッターナイフを取り出す。
そして上半身だけ、裸になる。
あたしは傷だらけの腕に、カッターの刃を押し当てて、力を込めて引いた。
腕の新しい傷口から、赤い血がにじむ。それは繋がって、赤い玉となる。
腕全体が、じんじんと痛い。
そうすると、頭の中のグチャグチャが消えていった。
あたしは、ほっとする。
『それ』はもう、あたしの中にはいないからだ。
でも、途端に悲しくなった。
涙がぽろぽろとこぼれる。
あたしは思わず呟いた。
「助けて」
もう一度呟いてみる。
「誰か、あたしを助けて」
2
俺は昼食を取ろうと、ファミレスに入った。
空いている席を探して、店内を歩く。
あれ?
俺は、声をかけた。
「高田じゃね?」
彼女はノートから、顔を上げた。
「あ。米山君」
ファミレスで勉強していたのは、高田早苗だった。俺の中学の時の、同級生の。
高田は、最近暑いのに、長袖のシャツを着ていた。
「ここ、座ってもいい?」
「うん。いいよ」
俺は、高田の前の席に座った。
「弘高受けるんだよね? 高校浪人って大変じゃね?」
「うん。嫌になる」
「俺みたいに、南高で妥協しとけばいいのにさあ」
弘前では、一番レベルが高いのが弘前高校で、二番目が弘前南高校である。
「母親が、弘高じゃないと許さないって」
「そっかー」
俺はメニューを見て、ベルを押して店員を呼び、注文する。
しばらく会話が止まる。
高田の手も、止まっている。
「悪いな、勉強の邪魔しちゃって」
「ううん!」
高田はノートを閉じて、言う。
「米山君に声をかけて貰って、嬉しかったよ」
それから、ぽつりと漏らす。
「母親以外、最近は、誰とも話してないから」
「ふーん」
何だか、可哀想になった。
「たまには、息抜きしないと壊れるぜ。まあ、俺なんて、息抜きしかしてないけどな!」
あはは、と高田は笑う。
笑うと、意外と可愛かった。
俺はさりげなさを装って言う。
「日曜日でも、俺とデートすっか?」
「ええ? だめだよ、母さんに叱られるもん」
「じゃあさ」
俺は提案する。
「(弘前市立)図書館で、一緒に勉強しようか。俺、宿題で、調べなきゃいけないことがあるんだ」
うーん、と高田は考えているようだ。
「その帰りに、土手町で何か食おうぜ。何が食いたい?」
「あ、あのね」
高田は、思いきったように言った。
「『PIPPI(ピッピ)』のクレープ!」
「ああ、『中三(土手町にあるデパート)』の地下の、『BONHURE(ボヌール)』で売っているやつね」
「あたし、まだ食べたことないから」
そう言って、高田は寂しそうに笑った。
「じゃあ、日曜の1時な」
「う、うん」
その時、俺の目の端に入る人物がいた。
腰まである長い黒髪。真っ白のスーツに、青いネクタイ。頭には、白い帽子を被っている。
その人も、席を探して、店内をうろうろしていた。
驚くほどの美人だった。
俺が目を離せなくなっているのに気が付いたのだろう、高田が小声で言った。
「凄く綺麗な人だね」
「ああ」
「いいなあ。あたしも、あんな美人に生まれたかったなあ」
その人は、俺たちの視線に気が付いたのだろう。
小首を「何?」といった風に傾げて、にっこりと俺たちに笑いかける。
俺は、やっと視線を外した。
「美人だけど、何だか親しみやすそうな人だね」
「うん、そんな気がする」
「性格もいいんだろうなあ。あたしとは、大違い」
俺は言った。
「そんなことはないさ」
俺は力を込めて言う。
「高田だって、充分に可愛いし、性格もいいと思うよ。もっと自分に自信を持てよな」
高田は真っ赤な顔をして、ありがとう、と消え入りそうな声で呟いた。
3
俺は、ちょっと早めに図書館に着いた。
普段、来ないから知らなかったが、驚くほど混んでいた。それは最近、暑い日々が続いているせいかもしれない。図書館はもちろん、クーラーが効いているからだ。
何とか空いてる席を2つ見つけ、ひとつには俺が座り、もうひとつにはカバンを置く。もちろん高田の分だ。
そうして調べものをしていると、「あれ?」と声をかける人がいる。
「この前、ファミレスでお見かけしましたよね」
あの、驚くほど綺麗な人だった。
そして、俺はもっと驚いた。近くで見るとわかったが、この人は男性だったのだ。
今日もこの前と同じスーツ姿だが、手には何故か日本刀を持っている。そして図書館で借りたのだろう、とても古い新聞。
「その席、空いてますか?」
その綺麗な人は、俺のカバンが置かれた席を顎で指し示す。
「待ち合わせしてるんです」
俺は言った。
「その人が来るまでなら、いいですよ」
うーん、と考えているようだ。
「まあ、僕の調べものは、すぐに終わると思うので。では、お願いできますか?」
俺はカバンをどけてあげた。
「ありがとうございます」
その人は座って、新聞を読み始める。
それにしても、本当に綺麗な人だなあ。
そうして眺めていると(また視線を外すことができなくなっていたのだ)、その人は、新聞から顔を上げずに言った。
「僕の顔に、何か付いているのでしょうか?」
「い、いえ!」
うふふ、と顔を上げ、こちら見て笑う。
「良かった。今朝、『イギリストースト(青森県の『工藤パン(通称、くどパン)』の名物)』を食べてきたもので。マーガリンが口に付いてるのかと思いましたよ」
あはは、と俺も笑う。
俺は、さっきから気になっていたことを聞いてみた。
「その日本刀は何です? 剣道でも習っているんですか?」
「いいえ。僕は鬼を切るのです。鬼退治の、専門家なのですよ」
「はあ」
突然、変なことを言う。
「まあ、信じられないのも無理はありませんが」
その人は、スーツの胸ポケットから、藍色の『こぎん刺し(津軽に伝わる刺し子の技法の一つ )』の名刺入れを取り出した。
名刺を一枚、俺に差し出して言う。
「これも縁です。何か必要が生じたら、僕にお電話下さい。助けになれると思いますよ」
その名刺には、名前と携帯の電話番号だけが書かれていた。
名前は、『伊吹冷泉』。
その人は言った。
「僕はレイゼイ。伊吹冷泉と申します」
4
あたしは、だいぶ遅刻して図書館に着いた。
満席の中から、米山くんを探す。
あ、いた。
良かったあ。
あたしは駆け寄って、謝る。
「ごめん。遅れちゃって」
「いいよ、気にすんな。俺は調べ物してたし」
米山君は、カバンをどけてくれた。
あたしのために、席を取っておいてくれたのだ。
嬉しかった。
あたしは席に着き、勉強を始めた。
何だか、集中できなかった。
だが、いつもと違い、いい気持ちだった。
長袖の下の傷は痒かったけど、気にならないほどだった。
5
俺たちは夕方、『中三』地下でクレープを買い、隣の『蓬莱広場(ほうらいひろば)』のベンチでそれを食べた。
高田は、本当に嬉しそうに、本当に美味しそうにクレープを食べてくれた。
「何で今まで、食べなかったんだ?」
うん、と高田は頷いてから、
「卒業してから、友達とも付き合えなくなっちゃったし。だから機会がなかったの」
「高校入ったら、すぐにまた友達ぐらいできるって」
「うん。そうだよね」
高田は恥ずかしそうに続ける。
「それに本当のことを言うと、彼氏とデートで食べてみたかったんだ」
俺は、どきっとした。
これは、俺を彼氏として見ているということなのだろうか?
確かに、これはデートだし。
もしそうなら、俺はきちんと言わなきゃいけないな。
俺も、高田のことが好きになりつつあるって。
「ねえ」
俺は言う。
「スマホ持ってる?」
「うん」
「じゃあ、LINEの『友だち』にならねえ?」
「LINEやってないから」
「え? そうなの?」
「でも、米山君が言うなら、やってみてもいいかな」
俺は、高田のスマホにLINEをインストールしてあげて、『友だち』になった。
しばらく、『メッセージ』を送り合って遊ぶ。
その時だ。
こちらに向かって真っ直ぐ歩いてくる、おばさんがいた。
高田の表情が変わった。
「か、母さん!?」
母さん?
高田の母親は、高田の腕を掴んで立たせた。
そのまま引っ張って行く。
「さ、さよならっ!」
高田はそう言い残し、去って行った。
俺はベンチに、呆然としたまま残された。
6
あたしは台所に行って、ガラスのコップで水を飲んだ。
後ろから、母さんに声をかけられる。
「泣いた分、水分補給?」
あたしは、何も言い返せない。
「泣きたいのは母さんの方だわ。あんたを弘高に入れるため、どれだけ母さん、頑張ってると思う? いつも遅くまで働いてるの、あんただって知ってるでしょ?」
あたしは、何も言い返せない。
「ボーイフレンドなんか、まだいらないの。あんたはまだ半人前の、浪人生なんだからね」
あたしは、何も言い返せない。
でも、あたしの手の中で、コップが音を立てて割れた。
「早苗!」
母さんが、あたしを振り向かせた。
「ちょっと!」
血が流れる掌を見ようとした母さんは、あたしの腕を見て驚いたみたい。
Tシャツから出ているあたしの腕は、傷だけの血だらけだったから。
「な、何これ……」
あたしは言う。
「自分でやったの」
「バ、バカじゃないのっ!」
母さんは、あたしのTシャツのお腹をめくる。そこも傷だらけの血だらけだ。
「バカじゃないもん」
あたしは繰り返す。
「バカじゃないもん。バカじゃないもん」
「どうしてこんなことしたの!」
あたしは泣きながら話し出した。
それは、自分の声じゃないみたい。
「あのね。『それ』が来るの。イライラして頭がグチャグチャになると、『それ』がやってきて、もっとあたしをグチャグチャにしちゃうの。それが怖いの。あたしが消えちゃいそうで、凄く怖いの。だからね、カッターで切るの。刃を押し当ててね、思いっきりやるの。するとね、すっきりするの。じんじん傷が痛いと、頭は真っ白にならないの」
早苗、と母さんが、あたしの名を呼んだ気がする。
それは本当に、気のせいだったのかもしれない。
「でもね、もうだめなの。頭がグチャグチャになって、真っ白になっちゃったの。母さん。あたし、壊れちゃったのよ?」
早苗、と母さんが、あたしの名をもう一度呼んだ気がする。
あたしの両腕を掴み、揺すってる気がする。
でもそれも、気のせいなのかもしれない。
あたしは尋ねる。
「母さん、あたしのこと愛してる?」
「当たり前じゃない! あたしは早苗のことを、誰よりも愛してるわよ!」
良かった。
本当に良かった。
「良かったあ」
あたしは、流しから包丁を掴むと、それで母さんのお腹を刺した。
何度も、何度も。
あたしは言った。
「ああ、母さん。スーッてするよ。グチャグチャが、スーッて溶けていくよ」
7
俺は高田に『メッセージ』を送った。
今、何してる?
返事は、すぐに来た。
「あたし、壊れちゃった」
え? どういうこと?
「あたし、『それ』のせいで、鬼になっちゃった」
『それ』? 鬼?
俺は、伊吹冷泉さんのことを思い出していた。
「うん。あたしは鬼。もう人間じゃないの」
どういうことだよ!
「止めて」
止めて?
「あたし、お母さんを包丁で刺しちゃった。自分では止められない。また、人を刺してしまう気がする。だから、その前に止めて。お願い」
わかった。家にいろ。
俺は、そう返信した。
それから俺は、貰った名刺を取り出した。
8
あたしは、長い間、家にいたが、頭がスーッとしないので、出掛けることにした。
包丁を持って都市(まち)を歩く。
誰かを刺したい気もするし、誰かに止めて欲しい気もする。
でも不思議なもので、こんな時に限って、誰にも出会わない。
いっそ、知らない人の家に押し入ろうか?
あたしがそう考えていた時だ。
「高田!」
呼ぶ声がした。
米山君だった。
その脇には、あの綺麗な人がいる。ファミレスで見かけた、とても綺麗な人だ。
何だか、とても嫌な気持ちになった。
あたしより何倍も綺麗で、あたしより何倍も性格が良さそうだ。頭だって、あたしよりも何倍もいいのだろう。
そんな人が、米山君と一緒にいる。
やっぱり米山君だって、あたしなんかより、あんな素敵な人がいいのだ。
頭が、ますますグチャグチャした。
米山君は言った。
「高田、探したぞ! まさか、また人を刺したんじゃないだろうな!」
まだ、お母さんしか刺してはいない。
だから、まだ頭が完全にスーッてしていない。
あたしは包丁を両手で構えた。
それから、あたしは走り出す。
あの素敵な人を刺すのだ!
刺してスーッとするんだ!
「!」
その人は逃げなかった。
あたしの包丁が、腹に突き刺さる。
その人は言った。
あたしを強く抱き締めて、言った。
「僕は、あなたの味方です」
え?
味方?
「大丈夫です。今まで、良く頑張りましたね。高田さんは、とても偉いと思います」
そうなの?
あたしは良く頑張ったの?
とても偉いの?
「今まで、辛かったでしょう。でもね、もう頑張らなくていいんですよ」
そうなの?
今まで辛かったの?
もう頑張らなくてもいいの?
あたしは、何故か涙が出た。
涙を、止めることができない。
「良く、深呼吸して」
すー、はー、すー、はー。
「はい、『それ』は去りました。もう大丈夫ですよ」
そんな気がした。
なぜか、その通りの気がした。
「良かったですね。あなたはもう、鬼ではありません。人間ですよ。本当です」
あたしはもう鬼じゃないの?
あたしは人間なの?
涙が止まらない。
止めることができない。
「うん。もう大丈夫」
あたしは包丁を持った両手が、熱く濡れていることに気が付いた。
包丁を捨てて見てみると、血で真っ赤だった。
あたしは米山君に叫ぶ。
「救急車! 早く救急車を呼んでえ!」
9
俺は(弘前)大学(医学部附属)病院に、伊吹さんのお見舞いにやって来た。
「やあ」
伊吹さんは、まるで何事もなかったような声を出す。
「大丈夫なんですか?」
「うーん。今回も、ちとやばかったですねえ」
この人は、いつもこんなことばかりしているのだろうか?
「それよりも、高田早苗さんのことです」
高田は、家庭裁判所に送致されている。
「可愛そうに。誰かが、もっと早く、抱き締めてあげるべきでした。お母さんを責めるわけではないのですが」
「はい。でも、見事な鬼退治でしたね」
伊吹さんは、ふっと笑った。
とても悲しそうだった。
「米山君。これはあくまでも僕の考えで、精神科の先生は、また別な考えをしていると思うのですが」
「はい」
「精神疾患には、3つの種類があります。ひとつめは、うつ病などの、誰でもなりうる可能性があるもの。ストレスなどが、その原因になります」
「はい」
「ふたつめは、精神疾患と呼ばれていますが、脳にその原因があるもの。そううつ病(双極性障害)や、統合失調症などです。まあ発症には、ストレスなどが原因とも言われていますが」
「はい」
「みっつめは、鬼によるもの。心が弱っていたり、恨みを強く持っているところに鬼は取り憑き、心をめちゃくちゃにしてしまうのです」
「はい」
俺は言った。
「高田は、そのみっつめだったんですね」
伊吹さんは、首を振った。
「いいえ、違うのです」
え?
「高田さんには、鬼など憑いてはいなかったのです」
10
「どうやったら、高田さんの心の傷は癒えるのでしょうか? それは、お医者様の仕事です。僕には、どうしようもありません。ですが」
伊吹さんは続ける。
「これも僕の考えであり、詩的に過ぎると笑われるかもしれませんが」
「はい」
「腕の傷の数と同じだけ、高田さんには辛いことがあったのです。だから、腕の傷の数と同じだけ、抱き締められなければいけません。それだけが、彼女の心の傷を癒すのでしょう。まあ、これはあくまでも僕の考えですよ?」
「はい」
俺は尋ねた。
「俺は、それだけの数、抱き締めてあげればいいんですね?」
伊吹さんは、また悲しそうな顔をする。
「それには、ふたつの考え方があります。まずひとつめは、高田さんが好意を寄せている、米山君なら救ってあげる力になれるのではないか、ということ。米山君まで離れて行ったら、高田さんはいっそう傷付くかもしれません」
「はい」
「ふたつめは、お医者様に任せて、米山君はもう身を引いてしまうということ」
「ええっ?」
「心の病とは、恐ろしいものです。お医者様でさえ、高田さんを治療するには、どれほどの時間を要するのでしょう? 自傷癖は、すぐには治らないと思います。少ずつ、本当にすこしずつでも、それが減ってくれればいい、とは思いますが」
「はい」
「米山君の優しさはわかりますが、あなたも高田さんに引きずられてしまう可能性があります。そう、引きずられるのです。溺れた者がしがみつくように、あなたにしがみつくことになるでしょう。あなたは、高田さんを助ける自信がありますか? 共に溺れることなく?」
俺は、何とも言えなかった。
「もちろん、このふたつの間に、いくつもの段階があります」
「はい」
「何が最善なのか。お医者様と良く相談して、決めて下さい。とてもとても、僕には難しすぎる問題なのです」
ふう、と伊吹さんは溜め息を吐いた。
「鬼相手なら、もっと単純なんですけどねえ」
11
高田がいる少年院から、手紙の返事が届いた。
「米山君の手紙はとても嬉しいし、励みになるんだけど」
それは悲しい内容だった。
「これで、もう終わりにしましょう。お願い。終わりにして下さい」
手紙は続く。
「伊吹さんに、お礼を伝えてくれますか。あれ以来、『それ』はやって来ません。だからあたしは、もう鬼にはならないと思います」
その手紙には、こうも書かれていた。
「伊吹さんは弘前一、いいえ、日本一の鬼退治の専門家だと思います」
そうだね。
伊吹さんは、やはり、鬼を退治してくれたんだよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます