ケルベロス討伐後編
ジルの視界にこのような文字が浮き上がった
体力100万
魔力5万
攻撃力70万
防御力60万
瞬発力50万
武術スキル
無し
魔法スキル
属性
なし
無属性魔法
特殊スキル
再生
知能
威圧
状態
(歪んでいて見えずらい)
○ー○スの○○
○ル○○ネの○
ジルはダラダラと汗をかいている
(いやいやいやこの能力とかステータスとかメデューサに聞いてた最上級個体の10倍位有るんだが、いやありえないでしょ、強すぎるんだけどこんなん身体強化最大出力で使って一瞬で決めないと絶対俺死ぬやん!下二つの状態なんだよこれ、不気味過ぎるだろ!まぁそんな泣き言言ってる暇は無いか、死んで行った者の敵は俺が取る)
するとケルベロスがジルの気配はたまた遠くのメデューサの気配を感じたのかムクリと起きた。
「なんだまた魔人か、次から次へと懲りないのかお前らは、まぁこの前の雑魚どもよりは少しはマシか、少しは楽しましてくれよ」
「まぁお前を楽しませるつもりわねぇから安心しろ、必ず死んだメデューサの部下の敵を取る、お前は3分で片付ける、お前は俺を目の前にしたその時点で・・・・・・
チェックメイトだ!」
「笑わせるな、どこの馬の骨かも知らん魔人が舐めてると痛い目を見るぞ」
「そんなことはやって見なきゃ分からないぞ。
無属性魔法
身体強化 1式はジルの魔力を10万消費しステータスを20倍する魔法だ、効果は因みに1分である
ジルが先程3分で片付けると言ったのはこれがタイムリミットだからである。3分で片付けれなければジルの負けである。
「さぁて犬っころよ、今まで殺して来た者達に懺悔するんだな」
「いつまでそんなことを言ってられるかな」(なんだこいつの気配はまぁ私の体の能力に気付かぬ限り我は無敵だ!)
ケルベロスが話終わるとジルは超高速でケルベロスの前まで走りケルベロスを粉々に刻んだ。
「3分もかかんないかったな」(刀の使い方とかわかんないけどこんだけスピードあればどうにかなるな)
ジルがそんなことを考えていると30秒ほどでケルベロスが元の形に戻り復活した。
「これで分かったであろうお前では我は倒せぬ」(今のは流石に危なかったな、もう少し細かかったら流石の我も再生出来なかったな)
ケルベロスはジルの見えないスピードに対して冷や汗をかいている
「なるほどなお前の仕組みは分かった」(さっきの特殊スキルの欄に再生、恐怖、知能と書いてあったのは恐らくあいつの頭1つ1つにそれぞれ効果があるのか、なら1個1個壊して確かめるのみ)
ジルはもう1度超速で近づき今度は刀を使わずにケルベロスの右の頭を殴り跡形もなく吹き飛ばした。
「☆♪ロ♡*♡♪‼☆ロ」
ケルベロスは上手く言葉を喋れていない
「これではっきりとした、お前の頭にはひとつずつ能力があり右の頭は知能だな、そして再生の頭を破壊すればお前は再生出来ずに死ぬ」(これで俺の勝利確定だな、残りの時間はあと1分半程か)
「それはどうかな」(バレるのが早すぎる、どうする奥の手を使うか?いやまだ大丈夫だ)
「さぁて二択だなどっちが正解かな」
と言いながらジルはまた高速で近づき左の頭を吹き飛ばした。
「残念だなそこは外れだ、では我も奥の手を使うとしよう
ケルベロスは獣故に魔力はとてつもなく低い、その僅かな魔力5万を全部消費しステータスを6倍した。
ケルベロスのステータス
体力600万
魔力0
攻撃力420万
防御力360万
瞬発力300万
「はったりでは無かったようだな」(俺のステータスを上回ってやがる、クソっ!)
「形勢逆転だな、神にでも祈っておけ」(これで我の勝ち確定だな)
とケルベロスは言い終わるとジルへ向かい走ってきた。
(くそっ早すぎる)
ケルベロスは右前脚蹴り左頭噛みつき尻尾で薙ぎ払い、というように超速で連撃をジルに叩き込んでいる。ジルはなんとか攻撃を村正でいなしたり防御したりしているがこれではやられるのも時間の問題だ。
「ちっ!取り敢えず距離を取って仕切り直しだ」(これはやばい、防御だけで手一杯だ)
ジルは思いっきり地面を蹴りケルベロスから距離を取った。
「小癪な、雑魚は黙って殺されれば良いものを」(無駄な抵抗だな)
ケルベロスはまた超速でジルに近づきジルに連撃を叩き込んだ。
すると右頭の噛みつきがジルの左腕を捉えた。
「グッ!腕がぁぁぁー」
ケルベロスはその腕を噛んだままジルの事を尻尾で思い切り吹き飛ばした。ジルは岩に思いっきりぶつかった。
「ガハッ、ハァハァ流石に効いたな、だがなケルベロスお前は今俺を殺さなかった事を後悔するぞ、丁度時間のようだな」(流石に左腕折られたか、まぁ未熟だったばかりの事だ、しょうがないか)
「お前、恐怖に焼かれすぎて気が狂いでもしたのか?もはやお前に勝ちは無いではないか」
「犬っころが、せっかくスキルに知能が有るのに計算も出来ないのか、なら試しに俺に走ってきてみろよ」
ケルベロスは呆れたようにジルに向かって超速で走り出した。
!!??
ケルベロスは超速で走ってるはずがいつもの身体強化を使ってない時のスピードに戻っていたのだ
ジルは笑ながら言った
「お前の身体強化は解けてるんだよ、残念ながらな」
そう言いながらジルはケルベロスにゆっくりと近付いて言っている
「なんだと!お前はこれを見越していたというのか」
「あぁお前が身体強化を発動させた時点で俺の残りの時間は1分半、この時点で俺は一分耐えればお前を殺せることに気づいて居たんだよ、残念だったなケルベロス、お前はとっくに詰んでいたんだよ!」
「待ってくれ命だけは命だけは助けてくれ」
「散々メデューサの部下を痛めつけたお前に慈悲はねぇ散れ!」
ケルベロスには1歩また1歩と近付いてくるジルが巨大な悪魔の化身を纏っているように見えている。
(恐怖の象徴である我が恐怖しているというのか有り得ぬ!有り得ぬ!)
「いやじゃ、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない・・・・・・・・・」
ジルはそんなことには耳を貸さずにケルベロスの目の前に着つくと真ん中の頭を吹き飛ばした。
「頼む命だけは助けt」
ジルは言葉が言い終わる前にケルベロスを粉々に刻んだ。
「ふぅこれで1件落着、危なかったな」(左腕食いちぎられたかと思ったわ流石に)
するとメデューサがジルの元に戻ってきた。
「お見事であった、流石我が弟子だ」(想定外の強さではあったがまぁ良いか、これはジル殿にバレないようにしておこう)
「いやお見事じゃなくて俺死にかけたんだけど」
「でも今現在生きているではないか、結果良ければ全て良し」
「それもそうか」(なんか丸め込まれてる気がする)
「では城に帰ろうではないか」(帰ったら今日は盛大に宴でもやるとするか)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます