妖刀村正
あれから入浴し朝食を食べ身支度を済ませ今はメデューサとの修行中だ
「ジル殿、お主はもうBランクまで魔力のコントロールを出来るようになったようだな、まぁ元々出来ている物の感覚を取り戻すだけだから妥当と言えば妥当だが」
「てことは俺もう身体能力魔法で強化出来んの?」
「あぁ出来るぞ、体中に魔力を回しそれを放出し続けるイメージだ、物は試しだ、やってみよ」
「分かったやってみる」(体中に魔力を回してそれを放出し続けるか難しそうやな)
ジルはそう心で思いつつ思いっきり息を吸い集中力を高めた。
「無属性魔法
するとジルの体は白い光に包まれた
「なんだか力が湧いてくるな、これが身体強化魔法なんだね」
「成功だな、よしその状態で魔眼を発動させ自分のステータスを見てみよ」
「分かった、やってみる。
特殊スキル
するとジルの視界にステータスが浮き上がった。
体力34万
魔力29万
攻撃力30万
防御力40万
瞬発力26万
(以下略)
という数字が現れた
「身体強化強すぎるでしょ、魔力消費1万で他のステータス2倍って」
「なにステータス2倍だと!?
しかもたったの1万でか!?有り得ない、普通は1万消費で各ステータス1.5倍程なのに
これも女神の加護の力なのか?」
「なんか取り敢えず良くわかんないけど凄いって事は分かった」(いや俺に聞かれても分からんよ)
「取り敢えずこれでBランクは完璧に使いこなせるようになったな、取り敢えず身体強化解くのだ」
「そうだね、今から戦う訳じゃないしね
魔法解除マジックキャンセル」(なんかもう魔法ってよく分からんな)
「取り敢えず一旦小休憩を挟むとするか」
「ありがとー
そうそう全然関係無いんだけどさメデューサ1つ良い?」
「構わんが」
「メデューサのステータス見ても良い?」
「なんだそんな事か構わんぞ」
「ありがとー
魔王の
メデューサ 妖精族(魔人族)
ステータス
体力30万
魔力200万
攻撃力18万
防御力17万
瞬発力70万
スキル
武術スキル
無し
魔法スキル
属性
無属性魔法
会得魔法
風属性
癒しの神風
風神のの息吹
etc
闇属性
ブラックホール
漆黒の剣
etc
無属性
テレポート
etc
魔力コントロール S
特殊スキル
状態
大魔王の加護
とメデューサの横に出た。
「魔力200万!!??それに瞬発力70万!?」
メデューサはクスクスと笑いながら言った。
「妖精族は魔力に特化していてな、身体強化は劣っている部位を補うのを目的に昔作られたんだのだよ、あと瞬発力がそれなりに高いのは妖精族の特長の羽のおかげで有ろう」
「なるほどね、妖精族って凄いね」
するとメデューサはよっぽどおかしかったのであろう
大笑いしながら言った
「女神族には言われたくないものだ」
「まぁ確かにね」(俺未だに女神族って言う実感わいて無いんだが)
「因みにルシファー様はもっと凄いぞ」
「まぁルシファーは大魔王だし凄いだろうね、今度ルシファーのも見てみようっと」(ルシファーのステータス見たら俺の中の常識なんて物は崩れるんだろうな)
メデューサは笑みを浮べながら言った
「さぁて休憩はこれぐらいにして修行を再開するぞ」(ルシファー様が気に入る理由の片鱗が見えた気がするな)
「分かったよ、頼むから手加減してね?」(なんだあの笑い、怖いんだが)
「何のことだ?私は虐める気などサラサラないぞ」
「ならいいんだけどねハハハ」(嘘つけー!!)
とまぁジルはメデューサの笑顔の理由を知る由もないまま修行をすることになってしまった。まぁ無理も無いであろう、あの笑い方では不気味過ぎる。
「ではAランクの修行をするとしよう、まずは最初からお主がこの前やっていた無数の剣を作るのは難しい故最初は一本のものすごい魔力の篭った剣を作るところから始めよう」
「分かった、どうすりゃ良いの?」
「まずは作りたい剣を頭に思い浮かべる、そしてその通りに魔力で剣の周りを作り最後に中身を魔力で埋め尽くす、この時魔力量が多ければ多い程剣の性能は上がる」
「なるほどね、メデューサ、お手本頼んでも良い?」
「あぁ勿論だ
するとメデューサの右手に1メートル程有る真っ黒太刀が現れた。
「まぁざっとこんな感じだ、まぁ多分これだけじゃ何が何だか分からないだろうな、まぁ体で覚えた方が速い、やってみよ」
「あぁそれもそうだね」
ジルは息を大きく吸い込み集中力を高めた。
「
するとジルの右手にキッチンナイフ位の剣が出来た。
「想像してたやつと全然違う・・・」(恥ずかしい)
「まぁ初めてだからな仕方ないで有ろう、さぁ何度もやるぞ」
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試行回数が100回を超えた頃
ジルはもう息が上がりきっており立っているのがやっとである
「その体じゃそろそろ限界じゃな、次を最後にしよう」(頑張るのだジルよ)
「分かったフゥー」
ジルはいつものルーティーンをし集中力を極限まで高めた。
「
するとジルの右手に長さが1.5メートル程で弧を描いており鞘に入っている立派な太刀が出来た。
「よっしゃあああ出来たあああ」
「まさか1日で成功させるとはな、今の感覚をしかと覚えて置くのだぞ」
「分かった、でもこの剣、剣ってよりかは刀に近いよね、名前がしっくり来ないな」
「それもそうだな、では名前を妖刀村正とかにしてみたらどうだ?」
「いい名前だね、そうするよ」(なんかどっかで聞いた気がするな)
「じゃあ今日の修行はここまでにして帰るぞ」
「ほーい」
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