エレメンタル・ソーシャル・ワールド

かずき

第1眼 「ここはどこ?」

んー…むにゃむにゃ…


時計を見ると針は8時を指している。


はぁ!? めざましなった?! やばい遅刻だ!


そういって起きたのは、男子高校生の神谷かみがや 久弥きゅうやだ。

ちなみに登校時間は8時なので完全遅刻だ。


もういいや…どうせ遅刻だし、ゆっくり行こーっと


などと考えてゆっくりと仕度をしていると…

キーン…またあれだ。 最近よく頭痛がする。 頭痛っていうか、誰かが頭に語りかけてる みたいな。

いちよ病院も行ったんだけど原因もわからなかった。


はぁ…またこれかよ。


ドン! 机を蹴り飛ばした。 最近、こいつのせいでイライラしてばっかりだ。

ただ気のせいだと思うが…頭痛がどんどん痛くなってきてるような。

いつか破裂したりなんて…しないよな?


そして仕度が終わり、家を出た。


学校に近づくといちよ走りながらいき、めっちゃ走ってきた風に教室に入った。


「すいませ~ん。遅れました」


といいながら教室へと入った。


「遅いぞ! 早く席へ座れ!」


ん…なんか皆静かだな。 いつもうるさいのに…なんか先生も焦ってるし、なんかあったのかな?


「さて、全員揃った所で皆に聞いてほしい事がある。 実は…」


ん…あれ…寝ちゃった? 


と思い目を開けて周りを見渡すと、そこは見たこともない森が広がっていた…


「え… お、おい! 誰か! 誰かいないのか?!」


落ち着いてください。


「誰だ?!」


私は、アマリス。 貴方の脳に直接語りかけています。


どうせ、嘘だろうと周りを見渡したが、それらしい人影はなかった。


「おい、まずは俺の質問に答えてくれ。 ここはどこだ? なぜ俺はここにいる?」


精神をできるだけ落ち着かせ、そう質問した。


焦らないでください。 これから説明しますから。 とりあえず、こちらにワープさせますね。 少し目の前が明るくなりますので、気を付けて。


そういうと、目の前が真っ白に明るくなり、数秒するうちに… ドン!


「いてっ」


どこかに落ちたみたいだ。


大丈夫ですか?


後ろから声が聞こえる。 聞いたことあるような声だ。

振り返ってみると、そこにいたのは髪が赤色の美少女だった。


「もしかして…アマリスか?」


「はい、そうです。 では改めて、国家直属の発眼者の手助けなどをしている。アマリスです。」


「国家? 発眼者? 色々説明してもらいたいが、とりあえず俺はなぜここにきた?」


「えーっと、色々簡単に説明すると、この世界はエレメンタルソーシャルワールド ESWです。 この世界は今危機に襲われていて、それを助けられるのが世界に3人の発眼者。敵に一人わたっているので、後二人。そのうちの一人が久弥貴方なのです。」


「俺が発眼者? 危機に襲われている? ESW? 何が何だかわかんねえよ!!」








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エレメンタル・ソーシャル・ワールド かずき @ggohuro

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