第24話 『ミサ曲ロ短調』 J.S. バッハ
やましんごときが、なにをかいわん、なのですが、『マタイ受難曲』と並んで、信仰を超越した、ヨーロッパ音楽史上の最高傑作ではないか、と言われる作品。
やましんは、『マタイ』は歌ったことがないけれど、こちらはステージで歌ったことがあるので、先に書きました。
これだけの大作で(演奏には、2時間近くかかる・・・したがって非実用的。)しかも、大バッハ先生自身は、『ロ短調のミサ曲』を作曲する気は、もともとなかったんですよ・・・と言われると、もうその成立自体が、しろとには手に負えない、偉い学者様一生涯の研究課題にもなりそうな感じですし、実際そうなのでしょう。
専門的な事はわからない、のですが、これが、とてつもない音楽だということは、やましんもまた、ひしひしと感じるのです。(やましんは仏教徒です。)
『キリエ』冒頭部の合唱も感動的ですが、グローリア冒頭の、ものすごい合唱曲も、クレドの全曲も、すごい音楽です。
また、『アニュスデイ』(神の子羊)については、これは、もう、涙なしには聞けないです・・・。
『サンクトゥス』あたりの二重合唱も、とてつもない音楽作品です。
ただし、やましんには、歌うのは、かなり難しい。
周囲に上手い人がいれば、なんとかなる。(自主独立ではない!! いまでは、それもきっとむり。)
ときに(いつも、ときに・・・、ですが)、大バッハ先生は、ルター派のプロテスタントだったとかで、しかし、この『ミサ曲』は、カトリックのものですよね。
ここらあたりも、しろうとには何とも言えませんが、ルターさまは、こうした経典の使用を認めていたとのことで、実はおかしくはない、また、大バッハ先生の就職活動の意味もあったとかも、聞きます。
いづれ、すごい音楽。
ここに、古典派以降で、少しでも匹敵する『ミサ曲』は、モー先生の未完成の『ミサ曲ハ短調』と、べー先生の『ミサ・ソレムニス』かな。
べー先生の音楽は、しかし『ミサ曲』とは言っても、あくまで『人間』が主人公の音楽のような気がしますけれど、・・・・・今回はこれで、おしまいです。
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