涙星

 涙は星になった。私の足元に落ちる前に、重力に逆らって空にのぼっていった。

 あれは昨日までの元恋人を想ってこぼした涙だったのに。

「涙まで手の届かないところに行っちゃった」

 涙だったときよりもキラキラキラキラ輝く星を見上げて、

「こんなときぐらい、一緒にいてほしかったよ」

 そう小さく呟いた。



----------

#書き出しと終わり

「涙は星になった」で始まり、「そう小さく呟いた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば1ツイート(140字程度)でお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る