好きと伝えたけど

「私…これからも翔の傍にいていいの……?辛くない?」


すると、翔は私を抱きしめた。


「何を今更…。そんなの、全然辛くない。お前の傍にいれない方がもっと辛い。」


私は、翔の胸元で泣いた。


こんな幸せな瞬間を迎えられて私は、嬉しかった。


大好きな人がずっといてくれるこの幸せな気持ちを大切にしたい。


だから私は……。


生きてみせるよ。


翔の傍にこれからもいられるように私は戦う。


私は、手術を受けることを決意した。


ずっと、決意できなかったこの気持ちを翔のおかげで決めることができた。


大丈夫……。


君が、傍にいれば私はいつだって……。


私は、無敵になれる。


手術を受ける日まで私は、一日一日を大切にしようと決めた。


いつもなら長く感じる時間が、今は短く感じる。


こうして、手術を受ける日が段々と近づいてきた。


その度に、私の気持ちを不安にさせる。

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