最高の瞬間
翔は、震えていた。
「あ……あのね!突然こんなこと言ってごめ
んね……。でも、伝えなくちゃって思った
の……。だから……!」
私は、戸惑い必死に言った。
私の気持ち……、どうか聞いてほしい。
「本当だよ!!なんで、いっつもいっつも
突然……。もっと、場を考えろよ!」
翔は、怒鳴った。
どうしよう……。
怒ってる……!?
「お前は、いっつもそうだ!一人で考えて、
一人で悩んで、一人で秘密にして……。そう
いうところが……。心配で俺は好きになった
んだ。」
その言葉に、私はびっくりした。
「第一お前は、どうして病気のことを黙って
る!どうせ、死ぬと思って今告白したんだ
ろ!」
「そ……そうよ!それの何が悪い……て、
え……?なんで……?病気のことを知ってる
の……?」
私は、動揺し翔の顔がまともに見れなかっ
た。
「ーっ!そんなの、知ってたよ!実は、俺の
母さんと咲きのおばさん結構、いやかなり仲
良しで、俺とお前の話よくしてたんだよ。そ
ん時に聞いて、それで俺もそこで知ったんだ
よ!」
もーーーー!
何言っちゃってるの!?
お母さん!!
翔は、私の手を掴んだ。
「俺は、咲が死のうが俺はずっと側にいる!
例えお前が何を言おうともだ!だから、お前
も諦めるなよ!生きてみせろよ!」
なんでよ……。
なんでそんなこと言うの……!?
そんなこと、言われたら……断れるわけない
じゃん……!!
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