白昼夢

Rayila

第1話

私には人生は白昼夢のよう


起きている時が夢


夢を見ている時がまるで現実


現実はあまりにも味気なく


夢の中ではこの上なく生き生きとしている


生きるとはあたりまえの繰り返し


懸命に生きる時


それは自分ではなく


誰かのために生きる時


あなたのために生きる時


私はこの上ない幸せと


この上ない苦しみの狭間で悶え耽る


現実に目を瞑り


私とあなたしか出てこない物語を見る


今日も現実と夢の狭間で


胡蝶の夢を見る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

白昼夢 Rayila @Aubade

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ