黒く光る純粋さが、胸をうつ。ダークファンタジーはこうでなくっちゃ。

丁寧な文体から、作者さんのこの小説への想いが伝わってくるようです。なるべく混ぜ物をなくし、このジャンル本来の素晴らしさを生かしてごまかさない、誰にでも書けるわけではない作品だと思います。たしかにプロローグの引力は控えめですが、後になればなるほど、味がしみてくる作品です。