4.接触

 ――午後3時45分。

 薄暗い寝室の中、金城は一人、正座をしていた。


 目の前には三方にのせられ、奉書紙が巻かれた白鞘の包丁。

 まずは、火事の惨状を映す画面スクリーンに黙礼し、右から肌脱ぎをはじめた。左で包丁を取り、右手を添えて押し頂き、そして、峰を左に向け直して、右手に持ち替えた。白いブラウスが開けた状態で、左手を使って三度、腹を押し撫でる。

 そう、コレは―――切腹だ。


「……ごめんなさい、父さん、母さん、皆。先立つ俺を許してくれ」


 俺に生きる価値などない。


 目の前のを作り出した自分を恐ろしく思った金城は、今ここに居ない家族、そして友人たちに懺悔をし、臍に包丁の先端を当てた。瞬間、――ピピピピピピッ。


「っのあああああああああ!!?」


 突然、鳴り響いたアラーム音によって、我に返り、包丁を落とす。


「――っうお!? あぶねっ!!」


 危うく、そのままブスリと足に刺さりそうになった包丁を間一髪で避け、金城は尻餅をついた。じーんと、痺れた足を摩る。次に、股の間に見事にグッサリと刺さった包丁を見て、金城は驚愕した。


「――って、俺は何を!?」


 いけない。自分の仕出かした事が、余りにもとんでもない事になっていたもので、つい現実逃避をしてしまった。

 「まさか包丁まで用意するなんて」と、金城は我ながら、その奇行ぶりに呆れた。


「……アホか」


 死んで罪を償うのは間違っていると、この前気づいたばかりなのに、なに馬鹿をやっているんだと、己に毒吐く。草地を助けるために犯罪だって犯すと決意したのに、こんな初っ端から動揺するなんで本当にどうしようもない。

 ―――パン。

 気合を入れなおすために頬を叩いた。じんじんと疼く頬は熱を持っており、後から腫れそうだ。だが、頭を冷やすには丁度いい。熱くなった頬とは対照的に頭が冷えてゆく。


(そうだ、もうやってしまったんだ。引き返すことはできない。もう、このまま突き進むしかないんだ)


 冷静に思考を回せるようになった脳の指示に従って、立ち上がる。

 そうと決まったら膳は急げだ。

 金城は部屋のクローゼットからリュックサックを取り出すと、出かける支度を始めた。

 時間は待ってくれない。早く此処から出なければ、計画の次の段階に間に合わない。

 本当に急がねば、と手を急かす。


(……そうだよ。さっきだってアラームが鳴って、)


「……ん? アラーム?」


 ガバッと鳴った時計を掴んで、次に床の上に放置していた《地図マップスクリーン》を確認した。


「って、嘘だろ!?」


 発信器が示している場所を見ると、草地を乗せたワゴン車はかなり先へと進んでおり、あと三十分程で処刑場へ着きそうになっていた。


 ――やばいやばいやばい!

 急いで用意していたリュックサックと必要なスクリーン、そして残りのリモコンを持って部屋を飛び出る。大きな音を立てながらドアを閉めて、鍵をかけた。母に部屋を覗かれたら不味い、と忘れずにしっかりと施錠をする。そうして、必要な物が全てリュックに詰めてあることを確認すると、階段を駆け下りた。


 黒いキャップの上にフードを目深に被って裏口から家を出る。

 腕に装着している端末を見ると、既に三分は経過していた。


「っくそ!」


 阿呆な事をしたばかりに時間を潰してしまった。動きながら計画を次の段階に移すしかない、と住宅街の中を駆け抜ける。都合の良いことに、持ち出した数機のリモコンは掌に納まるほど小さく、操縦しやすい。周囲にリモコンを見られて、怪しまれる、なんてことは起きないだろう。

 ほくそ笑む金城は、少し重たいリュックサックを背負いなおして、バス停までそのまま速度を緩めず、走りきった。

 タイミング良く来た急行バスに乗り上げ、一番奥の座席まで進む。幸い、人は殆ど居ない。これなら他人に見られずに行動を起こせそうだ。


 周囲の人間がこちらを見ていないことを確認をし、死角になりそうな窓際の席に着いた。急いで小型スクリーンを展開して《ラジコン》と《ワゴン車》の位置を確かめる。万が一、何があっても見つからないように股の間にスクリーンを設置して、隠すように深く体を屈めた。傍からは怪しく見えるが、最後列に坐しているから、誰にも見えないし、見つかったとしても唯の変人として片付けられるだろう。

 安易にそんな簡単な予測を立てた金城は、残念ながら、その行動が余計に怪しく見えることに気付いていない――。


 地図を見れば、例の《ワゴン車》は着々とルートを進んでおり、焦る思いを落ち着けながら、金城はリモコンの操作を始めた。


 小さな黒いスティックを握る手が震え、胸の鼓動が早まる。

 ここまでは良かった。拘置所から処刑場までの道順ルートは、ニュース番組から幾らでも知ることが出来たし、爆発騒ぎのどさくさに紛れて、ラジコンを使って《発信機》を取り付けることにも成功した。おかげで、スムーズに計画を進められている。


 けど、処刑場に辿り着かれてしまったら終わりだ。に入られたら、中の構造を知らない金城にとっては不利な状況になるし、おまけに警備員や警備ロボットだって居る。途中で『奴ら』の足を削ぎ落とさなければ、草地を助け出すことは、もう二度できないだろう。ここが、正念場だ。


 深く息を吸う。そして緊張、あるいは未だに残る恐怖からか――震える喉を指で押さえて、息を吐く。

 目を瞑って次の段階の《イメージ》を広げると、金城はのラジコンのボタンを押した。


◆  ◆


 ――一方、その頃。

 中央自動車道。ワゴン車内。


「なかなか、かかって来ないねー相手。もしかしてアッチで待ち伏せでもしてんのかな?」

「さあ……途中で仕掛けてくることもあれば、どこかで罠を張っている可能性もありますし。今は様子を見るしかないでしょう」


 暇を持て余したようにだらけきった姿で座席に座る篠田が、足をプラプラと揺らす。眉を八の字にして、口を窄めるその顔は、とてつもなく不満そうだ。聞きわけのない子供のようなその姿に、釘崎は嘆息を漏らした。


「……言っときますけど、寧ろ来ないほうが良いんですからね。その分だけ書類と手間が増えるし、」

『――障害物を察知しました。速やかに停止します』


 釘崎が苦言を呈そうとしたその瞬間、車が急停止した。


「っ!」

「なに……?」

『――障害物を察知しました。停止します。安全が確認されるまで、しばらくお待ちください』

「……どうやら、セーフティシステムが作動したようですね」


 車のAIアナウンスと共に、フロントガラスに表示された『OBSTACLE 《障害物》』の文字を目にした釘崎は、目を細めた。

 車には事故防止のため、危険を察知すると自動的に停止、或いは最善のルートへと移る《セーフティシステム》が組み込まれている。恐らくこの《セーフティシステム》が発言したとおり、何か障害物になるを察知して停車したのだろう。

 だが、可笑しい。

 そんなもの、車内から覗いたところ、見当たらない。釘崎の警戒心が、ざわりと膨れ上がった。

 ――何か、ある。


「……来たか」

「のようですね」


 玖叉の口角が上がった。シーツにだらしなく寄りかかっていた背中を起こし、パンツのポケットから突っ込んでいた手を抜き出す。一見、気だるげに見えるそのゆっくりとした動作とは裏腹に、玖叉の顔は獲物を見つけた獣のように生き生きとしていた。その様子から、この状況を楽しんでいることが手に取るように分かる。

 釘崎は再度ため息を吐いた。この男がこういう表情をする時は、必ず面倒事が起こる時だ。ストレスで毛が薄くなりそうだと髪を摩った。


「私が降りて確認をしてきます。二人は此処で、」

「えー! やだよー、せっかく退屈しのっ……仕事が出来そうなのに!」


 ――このアマ、「退屈凌ぎ」と言おうとしたな。


 釘崎の口元が僅かに引きつった。

 篠田メイはいつもそうだ。仕事をゲーム感覚のように熟し楽しみ、書類に関しては碌なものを作り上げないくせに、こういう緊迫した状況――あるいは、死刑囚と対面するときだけ、必ずと言っていいほど積極的に仕事に取り組む。

 それは決して誠実な思いからではなく、「VRゲームの様で楽しい」という不埒で、最も忌むべき遊び心から来る積極性だった。だからこの娘を行かせることを、釘崎は躊躇ちゅうちょした。こういう時に限って、彼女が すぎて、問題を起こす可能性があるからだ。


 頭が痛くなるような話を思いだして、真面目を絵に描いたような釘崎は眉間に皺を寄せた。

 そんな彼に追い討ちをかけるように、玖叉が珍しくも、篠田の援護射撃をしてみせた。


「別にいいじゃねーか。つーか、俺らが一緒に行ったほうが良いだろ。何があるか分かんねーし、大体いま健康体のテメーは殆ど、だろーがよ」

「……機械マシンを」

「それをやる前にお前はやられるな。絶対」

「貴方たちねぇ……!」

「じゃあ、行くか」

「ほいほーい」「――おい、まて」


 ――この●●ピーども、勝手に降りやがった。

 話を聞かずに車から降りた二人を前に、釘崎の拳が震えた。

 そんな三人のやりとりを横目に傍観していた草地は、ギリギリと鳴る拳を視界に収めつつ、釘崎に同情の念を覚えた。

 これから処刑されるのは自分だというのに、なぜか釘崎の方が哀れに見えたのだ。

 だが、そんな車内の様子などどこ吹く風。全く釘崎に興味が無い二人組は、爛々と車のフロントへとまわる。


「あっれー? 」


 疑問の声をあげた篠田に、釘崎が拳を解く。どうやら怒りをなんとか静められたようだ。

 今日一番の深い溜息を吐いて、眉間の皺を揉み解した。


「どうしたんですか? 」

「なんにもないよう?」


 釘崎の片眉が怪しむように顰められる。フロントに何もないのは可笑しい。この車は先日、メンテナンスをされたばかりだ。AIが誤認識するなんてありえない。


「車の下には? 」

「ねぇーよ。何にも」


 ならば後ろか、と思ったが、ルートを塞いでいるはずの障害物が、車の後ろにあるというのも可笑しい。

 釘崎は草地の姿をちらっと確認した。

 重く頑丈な手錠はしっかりと手首にかかっており、自力で解くことは出来ないだろう。鍵、あるいは執行官の指紋が無ければ、解けない代物だ。敵の気配も感じない。

 「ほんの少し間なら大丈夫か」と草地から目を離して、釘崎は車の後ろへと向かった。


「――これは」


 あった。

 タイヤにへばり付く長い手足に、赤い柔軟なプレートで覆われた十二センチほどの風船頭――《タコ》が。


「これは、またなんと……悪趣味な」


 可愛らしい顔のデザインや、その簡単そうな作りからして、子供用の玩具だろう。

 おそらく、最近流行している『マイペット』という簡単な動作しかできない愛玩ロボットだ。タイヤに向かって突き出たタコのピンク色の口には、軽く尖った物体が詰まっている。


「――廻るタイヤによって潰されるタコで、鋭利な先端を押し付けて、穴を開けようとしたんですかね」


 馬鹿馬鹿しい。

 意外と子供っぽい発想で来た敵に、釘崎は呆れたように息を溢した。タコを使って油断させ、不意打ちで攻撃を仕掛ける意図があったのだとしても、爆弾などの類なら車のAIが即座に感知するから無駄だ。

 だが、このタコはどうやって此処まで来て、タイヤに張り付くことに成功したのだろうか。周りを見渡すが、犯人らしき影は見当たらない。


「ああ! 《へっぱりダコ》!」


 興奮したように声を上げながら篠田が駆け寄ってくる。どうやらこの玩具の正体を知っているらしい。『マイペット』だと釘崎は思っていたが、どうやら違うようだ。

 「なんだソレ?」と、ゴミを見るような冷めた視線を寄越す玖叉。この男と一緒というのは嫌だが、今回ばかりは同感だと釘崎は軽く頷いた。


「知らないの? 飼い主がインプットした物が視界に入ると、反応していつでもどこでも追いかけて、へばりつくロボだよ。最近すごく流行ってるのに」

「……くだらねぇ」

「なんで、そんな物が……」

「いやあ、コレがまた面白いんだって。やりだしたら意外と嵌るんだよコレ。流石KONAM●」


 ――お前もか。


 釘崎の記憶に、「篠田はくだらない嗜好をしている」という情報が新たに追加 インプットされた。

 どうやらこの娘は、どこまでも残念な思考をしているらしい。


 だが、なるほど。そういう機械ならば、《タイヤ》という言葉をインプットしておいて、この周辺に仕掛けられたのなら、こんな所に居ても驚きはしない。ここは殆ど警察が使うルートだ。そして今日、この車線を使うのは処刑日ということもあって、死行隊しか使わないので、他の車にへばりつく心配もない。一応、相手も考えたようだ。


 釘崎が篠田を横目に確認する。


「篠田、なにか反応は?」

「んーん、なんも。全く《感情》が移ってないよ、これ。お相手さん、あんまり真剣じゃないのかね」


 感情が無いのか、思い入れが無いのか、あるいは軽い感情でこの事件を起こしたのか。いずれにしても油断はできない。法務省の周辺をあれだけ爆破して死行隊に喧嘩を売ったのだ、普通の人間でないことは確かだ。


「……とりあえず、慎重に外すとしましょう」


 釘崎はゆっくりとした動作で、タイヤからタコを取り外した。すると、かちりと何かが


『――初めまして、警察の諸君』

「!」

『僕の演出は気に入ってくれたかな?』


 全員が息を呑んだ。まさか、こんなにも早く接触を図ってくるとは想定できず、微かに動揺したのだ。

 相手は随分と大胆な過激犯のようだ。


「ほう、まさかこんな形で話が出来るとはな…… 」


 異様に高い、機械的な声――おそらく敵は変声期を使っているのだろう。実際の声を聞けばこの犯人がどのような相手なのか、大体の推測を立てられるというのに。

 相手が正体を伏せるのは当然のことなのだが、それでも、玖叉は少し残念に思った。

 だが、それもそれで面白い。まったく素性のわからない敵と戦うのも、また一興だ。存分に楽しませてもらおうと心を弾ませる。


『僕がこうしてキミたちに接触を図ったのは一つ、取引をしたいからだ』

「取引……?」


 釘崎の疑問に答えるように、手の中のタコは続ける。


『そこに死刑囚の少年以外の者を全員連れてきてほしい。これは必要なことだ。彼には内容を聞かれたくないからね。話はそれからだ』

「……」


 犯人はやはり草地のことを知っているようだ。だが、話を聞かれたくないというのはどういうことだろうか。釘崎は眉を顰める。


『早くしたほうが良い。でないと、次は何が起きるか分からないよ』


 「何が」とはなんだ。またどこかで爆弾を爆発させる気か、それとも全く別の何かを自分たちに仕掛ける気か。未だに得体の知れない相手に、釘崎たちの警戒心が更に膨れ上げる。悔しいが、主導権を握られているのは、釘崎たちの方だ。

 今までの犯行、そしてこのふざけた演出からして犯人は愉快犯にも思える。厄介な相手だ。此処は大人しく従って、相手の先を読んだほうが良いと、釘崎は篠田たちに示唆する。浅い頷きを返す彼女たちも、賛成のようだ。


『――まだ、他に仲間が居るんじゃないの?』

「……我々は此処に居るコレで全員です」

『……』

「本当です、」


 疑っているのか、沈黙がしばらく続く。返事がないタコに痺れを切らした釘崎が、再度声をかけようとした――瞬間。


「……え?」

「――は、」

「ぇぇぇえええ!?」


 ワゴン車が突然、猛スピードで音もなく走り出した。


 呆気に取られた三人が我に帰ったときには、もう随分と車は小さくなっており、とても追いつけそうにない。


「………………………………騙された?」


 ポツリ、と溢された篠田の声で一足遅く我に返った釘崎は急いでタコを見た。そして、その胴体の下――八本の足の根元の中心部に、ある物を見つける。そこにはテープで貼り付けられた小さく四角い、《青い機械》があった。


「……これは、ミュージックプレイヤー?」

「はあ?」


 玖叉が素っ頓狂な声を上げた。小型の音楽プレイヤーの真ん中には大きな操作ボタンがあり、その周りに円を描くようにスピーカーの穴が空いている。去年まで、若者の間で流行っていたレトロ型のプレーヤーだ。洒落たデザインと、パソコンから幾らでも、無限大に好きな音楽をダウンロードできることで人気だった。


「……なるほど。タコがタイヤに張り付いたことによって、再生プレーボタンが押され、私が外した瞬間に音が流れたわけですか……」

「ええっと、それってつまり……」


 まさか、と困惑したような表情で篠田が口を開く。


「私たちと接触しようとしたわけじゃなくて……初めから録音した声で、車から連れ出そうとしただけ?」

「そうですね……そして此処で時間を潰している隙に、車をなんらかの方法で勝手に動かした……」


 釘崎は苦い顔をした。

 まさか、通信機ではなく唯の録音された声だとは思わず――犯人に動向を見張られ、主導権を握られたとまで思い込み、まんまと策に嵌ってしまった。

 とんだ失態だ。油断していたなんて、言い訳にもならない。一連の騒ぎで既に出来上がりつつあった《先入観》を利用され、自分たちは犯人にまんまと踊らされたわけだ。通信機でも、盗聴器でもなく――で。

 しかもタコの口の中には、小さな携帯電話が仕込まれていた。どうやらこの鋭利な鉄の塊の後ろに隠していたらしい。

 恐らくコレで盗聴されていたのだろう。どこまで馬鹿なんだと、釘崎は自身に呆れると同時に悔しさがこみ上げ、歯軋りする。


「…………なんだ、それ」

「玖叉……?」


 ボソリ、と呟く声が聞こえた。気のせいか、隣の男から不穏な空気が漂い始めている。


「……面白くも接触を図ってきたと思ったら、ただの録音? しかも、隙をついたらトンズラ……?」


 少しずつ、少しずつ、男から漏れ出る殺気が、ピリピリと釘崎達の肌を刺激した。


「……ふざけんのも大概にしろよ、Fucking bustard(糞野郎が)」


 ――どうやって、見つけて追い詰めてやろうか。


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