第6話 母の実力

父から先程とは比べ物にならない輝くほどのオーラが漂ってくる。母が無属性魔法で父の身体強化を行ったのだ。「行くぞ!」父がさっきの3倍ほどの速さで迫ってくる。さすがの俺も受け流すのに精一杯になり母の魔術を相殺できず食らってしまうことが増える。父の身体は筋肉が締まりスピードが上がりパワーも格段に跳ね上がっている。人の肉体をこんなに強化できるのはやはり母はすごい。前回13歳の時に戦った時にはこれで負けている。だから母も父もこれで勝てると思ったのだろう。だがあれから5年経ち、一度見たこの身体強化の魔法を自分にかけ、さらに雷魔法で身体に紫電を走らせ、父とは比べ物にならないスピードで動く。「「なっ!」」これには父と母両方が驚くがその隙を見逃す俺ではない。ほんのコンマ何秒の瞬間に父を吹き飛ばし気絶させ母に刀の先を当て終わらせた。

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