第4話 鬼畜すぎる修行と卒業試験
俺は18歳になった。
どうやら母のミーシャと父のガッシュは腕利きの冒険者だったらしく、今は引退して森の中で生活しているが二人とも相当な実力を持っていたので身に余る力は災いを呼ぶと修行を付けてもらうことになったのだがそれはもう鬼畜というものだった。
午前は父と走り込み、剣の素振り、型の練習、模擬戦をして、午後は母とまた走り込み、魔力を高める修行、魔法を覚え、母と魔法のみの模擬戦をした。そこら辺のブラック企業も驚きのスパルタだった。
今日は俺の卒業試験だ。父と母1人1人には勝てるようになった俺だがどうしても二人相手にすると負けてしまう。だが勝ったらこの世界で成人である18を迎えたことから外の世界に旅立ってもいいと言われた。
「さあいつでもかかってこい。」「準備はいいわよ」と言った二人から圧倒的な威圧感が溢れてくる。最初はこの威圧のせいで体がまともに動かなかったことを思い出す。だがこの13年で俺も成長した。なんなく威圧を受け流し「ああ、それじゃ始めるよ」と言ってから構えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます