第7話深い深い眠り

大きな音を聞いて様子を見に来たエマは、顔が傷だらけになりながらも、気持ち良さそうに眠るジョニーを見て、檻の前の床に座ると、一晩中ジョニーを見つめていました。明け方になるのを待って、エマは団長の元を訪ねました。その後しばらく話し合いが続いた後、エマが団長に付き添われて、ジョニーの元へと、やって来ました。エマは既に泣いていました。エマはジョニーの前に餌を置くと「今度生まれ変わるとしたら、絶対人間に生まれ変わってね、そしたら必ず会いに来てね」と言うと、ジョニーの耳をグシャグシャと撫でました。ジョニーにはエマの涙の意味が判っている様でした。ジョニーはセティと共に餌を食べました。ひとしきり食べた後、セティは、いつもの様に、ジョニーの顎の下にもぐり込みました。そして、そのままジョニーとセティは眠りにつきました。その後一時的にジョニーは目覚めました。そしてジョニーは、顎の下にセティを探しました。そして唇でセティに触れると、セティの身体は既に冷たくなっていました。すると、普段鳴いた事の無いジョニーが一声だけ小さく鳴くと

、そのまま深い深い眠りにつきました。

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