第5章 帝国独立国家~日本の誕生~

10時10分 エリア30には、反ブリタニア帝国の人間が3000人近く、集まった。


ブリタニア帝国の軍人達も驚きを隠せない事態になった。

俺は、オペレトの力を使い、ブリタニア帝国にこの出来事が、伝わるように中継をつなげさせた。


このときがついに…俺は、3000人の目の前に、白マスクをつけ、白マントをまとい現れた。


「我が名は、オメガ この中継を観ている者につぐ、今から、我らNo.15は、ブリタニア帝国から独立し、平和を手に入れるために、

この場で、独立国家日本国として宣言する」


同時に、オペレトを使った。

「日本バンザーイ!日本バンザーイ!」

反ブリタニア帝国の3000人からは、大きな声援が聞こえた。

この、日本にいる人間は、オペレトにより、全て俺の駒になったのだ。


この出来事は、すぐにブリタニア帝国の耳に入った。


「何が、日本だ。 笑わせる」

ブリタニア帝国の帝王である サタン・アレクサンドロ・ブリタニアが言った。

「Dr.ケインは、いるか」

「いますよ! 何のご用でしょう!」

ウキウキした顔で、サタンの目の前に現れた。


「Dr.ケインに命ずる、今すぐ、No.15の反逆者である者を始末しろ!」


「了解!」

こうして、ブリタニア帝国から、No.15へ大量のアイアンスーツが送られてきた。


「見事な演説だったな カイン」

Reがカインに言った。

「オペレトを使っただけだ それより、ブリタニア帝国をどこから崩すかだ」


この日から、3カ月、アイアンスーツを十分に揃え、戦力をつけていた。



───エリア4───


「ドォーン! ドカァーーン!」

朝方に、急な戦いが始まった。

ブリタニアから、急な奇襲攻撃に見舞われたのだ。

「どういうことだ…三番隊」


………。


「繋がらないのか… ! 各部隊攻撃準備! 敵を迎え撃つ」


「最新機ポーンを5機投入、それ以外は、アイアンスーツを使います。」

充分な、機体数でブリタニアと勝負した。

俺の目の前には、30機程、アイアンスーツが導入されている。

俺は、ポーンに乗って戦場に到着した。


「我らは、日本…独立国家日本である」


相手の数は、50機程だな。勝てる作戦は…

これしかないな… そう思った俺は、Reに言って、作戦を話して準備をしてもらった。


「お前ら、ブリタニアが攻めてきたということは、指導者がいるはずだ。 言え!」


「なぜ、お前らに言わなければならない」

ハスキーな男の声がした。

「お前は、まず誰だ? 」

「私は、ピクシー・アレス・フォード」


「フンッ…まぁ~お前の名前は、どうでもいい なぜ、急に攻めこんできた?」

「私は、貴様ら、逆賊を始末するように、頼まれてきた。なにか言い残したことは、あるのか?」

ピクシーは、笑って聞いてきた。

「特にはない…だが、強いて言えば…もう、

勝負は、ついていることだな」

「なっ、何を言う! この、逆賊ガッ!」


「さぁ、トスをしようゲームの始まりだ。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る