第4章 ブリタニア帝国への復讐~カインの目的~

「俺とチェスをしていただきたい」

俺がルルに向かって言った。

「え、何故?」

ルルは、当然の反応をした。いきなり、呼ばれてチェスをしろなんていったら普通は、こんな反応をするが…試すか。


「カイン・アレクサンドロ・ブリタニアが命じる、俺とチェスをしろ!」


「分かった」

ルルは、俺のオペレトの能力でチェスを始めた。

さすが、優勝しただけの腕はあるな。

だが、俺は、幼いときからチェスを貴族としていたからな…


「チェックメイト!」

俺の勝ちだ。


「そ…そんなことが…!」

ルルは、俺の方を見る。


あと、もう1つ聞いときたいことが、あった。

「昨日、何故アイアンスーツを使って戦った?」


「日本人として、ブリタニア人の差別がひどく、耐えられなかったから」

なるほど、確かにこのNo.25は、ブリタニア人と日本人との差別が激しい点はあるな。

「オペレト解除…」


「私は、一体何を…」

ルルは、さっきの出来事を覚えていないらしい。

この能力は、本当に素晴らしい。


──学校の教会の中──


俺は、普段、学校の教会の2階の部屋、で生活している。

「帰ってきたぞ! セシリー」


セシリーとは、俺が3年前に留学してきた際に、一緒に日本に贈られた妹だ。

妹は、3年前にブリタニア帝国が日本に攻撃をしかけたときに、目が、見えなくなってしまったのだ。原因は、精神に異常があったためである。


俺は、セシリーと安心して生活できる世界を作るために、ブリタニア帝国を破壊するのが本当の目的だ。


「セシリーただいま」

「お兄様、お客様が来てますよ」

客だと…誰も来る予定では、なかったはずだが…。


俺は、セシリーの言われた通り、教会の奥の部屋にいった。


「どちら様で…何故、お前が…!」

俺は、驚いた。


『久しぶりだな、その様子だと、私が死んだと思っていたな』

俺の目の前には、あの少女がいた


『オペレトを使いこなせているか』

「お前…銃に撃たれて死んだはずじゃ…」

『私は、Re オペレトを授ける者 お前に少し興味が湧いてついてきた』

人の話を聞けよ…少しは…

「だが、お前の与えてくれたオペレトの能力のおかげで、ブリタニアに復讐する計画が早まったから感謝はしている」

Reは、少し笑みを浮かべた。


『では、私は、二階の部屋で寝るぞ』

って、二階の部屋は、俺の部屋だぞ。

『文句があるなら、言ってみろ 私は、しつこいやつは、苦手でな』

俺は、こいつに部屋を乗っ取られてゆえに、一緒に生活することになった。


その頃、ブリタニア帝国は、No.25へ戦争を仕掛けようとしていた。

「この、アイアンスーツは…」

「それは、《クイーンランサー》君が乗る機体だよ。 アレン君」



ランスロットか、新型のアイアンスーツ…

ブリタニアも、本気で潰しにきたな。

俺は、トランシーバーを持って伝えた。


「エリア30 新宿駅の地下に集合、そこで俺の姿を見せる」

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