第2章 オペレト~反逆のカノン~

俺は、ブリタニア帝国への復讐をするために、しっかりと武器を準備をしていた。だか、ブリタニアに反抗しようとする者は、少ない。この絶好の機会を逃してたまるか。

俺は、こいつらに力を貸そうと思った。

ブリタニアのアイアンスーツと金髪の少女が乗ったアイアンスーツが交戦を始めた。

ブリタニアの数は、5機に対して、こちらは、トランシーバーから聞こえる声の数からすると、3機か。


「我が名は、オメガ! トランシーバーの聞こえる反逆者に伝える、私の指揮に従ってもらいたい」

俺は、名前を変えて、トランシーバーで伝えた。

「この中のリーダーに伝えたい。渋谷駅の中に、7機のアイアンスーツがある、それを使って、私の指揮に従ってもらえないだろうか」

「それは、本当か? 嘘だとしたらそちらの指揮に従う訳にはいかない」


何か、こいつらを信用させることのできる物…これだ!


「この、ドーム状の物がどうなってもいいのか」

「それは、開けてはいけない…中身は、ブリタニアからの核爆弾だ」


俺は、驚いた。まさか、核爆弾と一緒に乗っているとは…そのとき、車が倉庫に突っ込んでしまった。運転手は、ミサイルの衝撃で気絶してしまったらしい。


「ここは……」

俺は、辺りを散策していると、ブリタニアの軍人に見つかった。

「誰だ!」

俺は、核爆弾と同じくらい驚いた。

「お前は、弟のアラン・アレクサンドロ・ブリタニア 何故、ここに…」

「兄さん…! 生きていたのですね」


アランの後ろから、ブリタニアの軍人が7人出てきた。

「アラン・ルーズベルトその、少年を撃て!そしたら、軍人としての位を上にあげてやろう」


「彼は、民間人です 撃つことは、出来ません…」

アランが言った。

「アラン…」

軍人の幹部は、アランに銃を向け、後ろから撃った。

「バァァーーン!」

銃声が鳴り響いた。


「アラァァーン!」

アランは、銃声が鳴り止むと共に倒れてしまった。


そのとき、ドーム状の物から煙がでて開いた。


『──あなたを見つけた──』


ドームの中から、白鳥の羽のように白い髪の少女が現れた。


「中は、核爆弾のはずじゃ…」

俺は、このままだと銃で殺されると思い、少女の手を引っ張りこの場から、立ち去った。


その頃、ブリタニアからは、少女が公の場に見つからないように、新しい指示をブリタニアの軍人にだしていた。


「No.25の人間を殺せ! そして、Reを探せ!」という命令だ。


「お前のせいで、アランや、日本人がやられていくのか お前は、一体何なんだ!」


………。

少女は、何も答えない。


「本当に…あった…ぞ…お前の…指揮に…従おう」

トランシーバーからは、俺の用意したアイアンスーツを手に入れた報告だった。


その声に、軍人は、気付いた。俺に向かって発砲してきた。そのとき、その少女は、俺の変わりに身代わりになった。


「な、なにやってんだよ」


『───あなたに、この力を…その代わり、1つだけ、私の願いを聞いて。 これは、契約だ。───』

「急になんだ…だが分かった。 その契約、結んだ!」

そのとき、俺の右目には、死神の模様が浮き出た。

『──これは、お前の力だ…貴族の眼 誰でも…』

その少女は、力尽きた。


「俺には、分かるこの力…!カイン・アレクサンドロ・ブリタニアが命じる今すぐ、『死ね』」


軍人は、次々自殺していった。

この力は、直接見たものに対して何でも命令ができる。この力さえあれば…ブリタニア帝国を破壊することができる。


「お前たちに命ずる、エリア15に敵を誘い込め!」


これが、オペレトの1つ、貴族の眼

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