【2】

【 警告  ここから先は 最初のページを 先に読んでから 

      読んで ください 】




























……


………


……………


……………………………



………ええ、ええ、そうなんですよ。



その方、とても取り乱しておられまして。



最初はただのお客様だと思ったのですが、何やら様子がおかしくて。



席にご案内する前に、勝手にお店の中を歩き回られはじめられまして。



他のお客様の席にも、突然押しかけてお話されていたようですので、



ご迷惑になるかと思って注意したのですが…。



ええ、はい。10分くらいそんなことをした挙句、



ようやく警備員の方が取り押さえてくれまして、お店の外に出てもらったんです。



そのあともお店の外でなんだか分からないことを喚いておられたのですが、



警察の方が来られることをお伝えしたところ、いきなり走りだしてしまいまして…



ええ、ええ。現金がとられたりはしていませんが、



少しだけお店の中が騒然としまして…はい、はい。



すみません、来ていただけるのはありがたいのですが、



何分、まだ営業中でして…。



はあ、そうですか。分かりました。



それでは、そのように、よろしくお願いいたします。あ、そうだ



あの、ここら辺で小さい女の子が殺された、というのは本当なんですか?



……あ、いやもうネットのニュースに流れてまして…。



あ、そうなんですか…分かりました。



従業員にも、よく注意を促しておきます。



はい、はい。ありがとうございます。それでは、よろしくおねがいいたします。



あ、あ、ちょっと、待ってください。



え、いや、あの、また来られたんですよ、あの方。



あ――ちょっと。お客さん!困りますよ!



今!警察!本当に!来ます!からね!



え、ええ。いやあの本当に警察の方早く来てください、



別件の方でお忙しいのはわかりますが…ええ、ええ。お願いします。



はい、はい!では、あの、失礼します――

























ツー、ツー


ツー、ツー




































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る