9*カルテットぉ……?
第66話
魔法少女になったはいいけれど、やってる事は地味ぃでブラック企業ばりの結構な重労働……。
調子に乗って、何処かで見た様な二番煎じキャラ大量投入……。
挙げ句、些細な事で言い争って賭けに興じる少女達……。
これって、ホントに皆様が求める魔法少女もの……?
りおんもりおんで、どっかの国の軍事衛星破壊しちゃうし、この先どうなる事やら……。
そもそも、このサイトの読書層の傾向とは間逆な方向性の内容だって作者も気づいているみたいだし。
抗う先に得るものは何か……。
んま、どうでもいいけど……
ちゃんと伏線回収して、完結させてよね……。
それにしても、少女の狡猾さと大人の狡猾さが混ざり合う世界観……。
ほ〜んとみんな……
『バカばっか……』
では、お話の続き……。
「り、りおん……その感情のない平坦なモノローグは何だ……」
「これまでのおさらいだよ、ステッキさん……」
「う〜む、そこまで複雑なストーリーでもない様な……とにかく、軍事衛星の件は確実に追及されるぞ……」
「その辺は、ステッキさんがちゃっちゃっと誤魔化しておいてね……責任って言われたって……」
「わたし……」
「少女ですから……」
身構えているも、肩透かし……。
お馴染みりおんの「所業」から3日……監理局からの「御言葉」はない……。
退職の覚悟を決めていたりおんとステッキさんも、心の隅に小骨がつっかえている妙な感覚を抱きながら、今日も帰り道をとぼとぼと歩く……。
クラスの雰囲気にしても、表面上はフレンドリーな対応と表情を醸し出してはいる……。
瞳が時折見せる、腫れものに触る様な「本心」は別にして……。
しかし、りおんとひばり以外のクラスメイト達は割り切りが早い……「そんな目」で見ていたのもせいぜい2日目までで、りおんにどんな処分が下されようとそれは当事者の問題と、ドライな日常を紡ぎ始めている……。
リンスロットとキャサリンの「夫婦漫才」も影を潜めた……りおんの一件とひばりの仲裁役拒否宣言により、魔法少女対決は封印された。そのふたりも、何らかの処分が下される事は、覚悟している様だ。
言い争いがなくなった訳ではないが、決着は以降、じゃんけん一発勝負へと改められ、現在まで一勝一敗……。
実は監理局から派遣されたお目付役と噂された鏡花も、いつもの「涼しい」佇まいを崩さず、それが大人の黒く、かつ玉虫色の解決策を模索している裏の世界の演出なのだろうと少女は敏感に感じ、訝しむ……。
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