第590話 ひきこもり

 おかえりなさい♡


 今日の川崎はどんよりと曇り空です。昨日はずっと雨が降り続いていました。僕の体調もよくありません。晴れたら暑い日が続くのでしょうね。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。


****


【ひきこもり】


 昨日の15日は兄からの支援金の支給日でした。


 僕はいつもの様に、前日の14日に兄に確認のメールを送りました。いつもなら僕がお金を振り込むようにお願いをして、兄から「了解」と返信が来て終わりなのですが、この日は少しメールのやりとりがありました。


 兄「いま、仕事とかしてなくて、毎日何をやって過ごしているのですか?障害者年金7万で、毎月少しは貯金出来てんですか?」


 僕「ひきこもりです。お金は残ったら貯めています。」


 兄「ひきこもり、、って、部屋の中から出ないのか?」


 僕「外に出るのはまいばすけっとに買い物に行くだけです。あとは部屋でユーチューブ見ています。」


 これでメールが途切れました。兄からすれば、毎日部屋にひきこもり、ユーチューブなど見ているなんて信じられないでしょう。


 兄は昔から精神障害者に対して理解がありません。僕が統合失調症を初めて発症して以来、精神障害は心の持ちようで治ると信じているようです。


 精神薬の副作用に苦しみ、体が動かないと兄に訴えた時も「根性で治せ」と言われ続けました。その言葉通り僕は根性で精神病と闘い続けました。


 その結果が7度の精神病院に入院するという結果になりました。僕は根性が無いから精神障害に勝てないのだと、真剣に悩みました。


 その結果、僕は何度も自殺を試みました。


 それでも僕は死ぬ事ができませんでした。死ぬのが怖いからです。今でも突発的に死にたいと言う欲求に駆り立てられます。死ぬのはいつでもできると自分に言い聞かせ、今に至ります。


 ひきこもりは良い事だとは思いません。しかし今の僕は働く事ができません。1時間も立っている事ができないのです。


 兄からの支援金は本当に助かります。生活保護受給者よりも良い生活が出来ていると思います。将来は、遅かれ早かれ生活保護を頼らなければ生きていけないでしょう。その為の禁煙でありますし、禁酒でもあるのです。


 食事は支援されているお弁当があてにならなくなっています。姉が体が痛いからと、ずっと仕事を休んでいます。


 今月に入りたった3日間しか仕事に行かなくてお弁当がありません。でもこれは想定内です。お弁当が無くても生活できるシュミレーションをしています。


 1日2食で済む様に食事代も節約しています。とにかく生きる事を優先に過ごしていきたいです。


 今日も僕のお話に付き合って頂きありがとうございました。

 お話しはここまでです。


 どうか次もあなたが逢いに来てくれますように……


 いってらっしゃい♡

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