第430話 退職届

 おかえりなさい♡


 最近、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。冷房を利かせなくても大丈夫になりました。


 もう秋です。季節の変わり目は、メンタルに悪影響が出ますので注意していきましょう。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。


*~*~*


【退職届】


 昨日の月曜日、メッキ工場で課長との面談がありました。


 いつものように朝6時30分に家を出て歩きました。7時に喫茶店に着いて朝食を食べました。なんとなくですが、今日で最後になるのではと考えていました。


 いつもなら8時に喫茶店を出るのですが、8時20分に出ました。課長との面談は9時から予定されています。


 早めに着いてロッカーをきれいにして空にしました。


 面談は食堂で行われました。最初に借りていた作業着、安全靴、社員証、ロッカーの鍵を返却しました。


 そして面談が始まりました。僕は最初にメンタルクリニックでの診断結果を報告しました。仕事のストレス、疲労の為、しばらく休養が必要だと言う事です。


 課長にどれくらい僕の復帰を待ってもらえるのか聞きました。仕事があるうちは何年でも待ちますと言われました。


 次に僕の抜けたポジションは、誰か違う人が入っているのか聞きました。基本的にリーダーが中心になり、社員が入れ替わり作業していると答えてくれました。僕がやっていた様な集中してメッキを磨く人はいないそうです。


 課長から2、3カ月に1度は復帰出来るのか連絡が欲しいと言われました。もし、他に仕事が見つかった時も連絡してくれると助かると言われました。


 そして最後にこれを書いて下さいと1枚の紙と見本のフォームを渡されました。それは退職届でした。休職では無く、いきなり退職なのだと思いました。


 56年間生きて来て、初めて書く退職届でした。


 でもこれは会社としては当然のことなのでしょう。僕はパート契約なので休職中でも賃金は発生しませんが、会社にとって何か不利益な事があるのでしょう。


 再雇用された時は、勤務時間や週に何日仕事をするのか等、1から決めて行きましょうと言われました。


 こうして約1時間の面談が終わりました。退職は残念ですが、困った時に仕事を貰える会社がある事は、今後プラスになるでしょう。


 これからの事はしばらくの間、何も決めないで行こうと思います。


 時給100円とかの地活とか興味があります。パンを製造販売しているところや、クッキーを製造販売しているところも面白そうです。タンポポへの復帰もあるかもしれません。


 1度きりの人生ですからいろいろ体験したいです。


 そしてカクヨムに書いていきます。もう僕は急ぎません。のんびり、ゆったり生きていきます。以前、休肝日仲間の青嵐さんから頂いたコメントを思い出します。


「焦らなくても良いんです。頑張れる時に頑張れば。」


 この言葉を胸に留め今日のお話を終わりにしましょう。


 次もあなたの笑顔に出逢えますように……


 いってらっしゃい♡

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