第431話 何もしなくて良い

 おかえりなさい♡


 メッキ工場を退職してから1週間が経とうとしています。


 仕事を辞めて、無職になった実感がありません。毎日のように仕事をしている夢を見ます。そんな僕の心情を描いていく事にしましょう。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。


*~*~*


【何もしなくて良い】


 両手の痛みが取れません。


 特に利き手の左手が痛くて、握ったり開いたりするのが困難です。かなり無理をしたので、これは仕方がありません。


 仕事を辞めて最初に思った事は、何もしなくて良いという事です。心の張りも無くなりました。


 毎日、川崎駅まで出て朝食を食べました。バスを使うのですが、僕は障害者用のふれあいパスポートを持っているのでバス代は無料です。


 朝食はほとんどドトールでモーニングセットを食べました。時間は9時を過ぎたところです。いつの間にか煙草を吸うようになりました。1日10本くらい吸います。ドトールでぼんやりして過ごすと煙草を5本は吸います。


 11時頃にドトールを出て、川崎駅ビルで夕食を買います。


 お酒のつまみに焼き鳥を8本買います。この焼き鳥屋さんは安くて美味しいのです。4日間連続で焼き鳥を買いました。そしておにぎり屋で3個おにぎりを買います。ここのおにぎりは大きくて具だくさんなのです。


 焼き鳥とおにぎりで1,500円くらいです。無職の僕にはちょっと贅沢でしょうか?


 そして家に帰ります。シャワーを浴びて汗を流します。誰とも会わないので髭は伸び放題です。鏡にうつる自分は、まるで浮浪者です。


 それから焼酎の牛乳割を飲みます。グラスで4杯も飲めば満足出来ます。焼き鳥を味わい、最後の〆でおにぎりを食べます。


 歯を磨き、17時にはベッドに横になります。


 眠れるはずがないので音楽をかけています。20時にお薬を飲んで、21時に音楽を止めて目を閉じれば自然と眠りにつく事が出来ます。次の日に何も予定が無いからリラックス出来るのだと思います。


 あと夢ですね。


 兄の会社で働いている夢を見るのです。とても大変でしたが、兄の会社で働いていた頃が1番楽しかったと思います。


 何もしないでいると死にたくなるので、今度の水曜日に、支援センターのNさんの面談が僕の部屋であるので、相談しようと思います。


 以上、近況報告でした。つまらないお話に付き合わせてしまい申し訳ありません。


 次はもっと楽しいお話が出来ますように……


 いってらっしゃい♡

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