第419話 自分を諦めない

 おかえりなさい♡


 今日は、メンタルクリニックの面接と診察のお話を描いていこうと思います。


 413話で書いた美徳について、僕の思う事を書いていこうと思います。これは、いつも遊びに来てくれる柳なつきさんのリクエストでもあります。


 応援コメントで美徳についての事を、書いて欲しいと言われています。あくまで僕の考えなので、つまらなくてもご了承下さいね。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。


*~*~*


【自分を諦めない】


 昨日の土曜日は月に1度のメンタルクリニックの診察日でした。


 クリニックまで片道1時間30分かかります。お天気は晴れたり曇ったりで、そんなに暑いとは感じませんでした。いつものようにドトールで朝食を食べて受付時間を待ちます。


 時間になり、受付をすると7番の札をもらいました。


 僕の前に3人面接をされた人がいました。いよいよ僕の番です。コロナの影響で面接や診察の時間短縮のお願いの紙が張り出されていました。


 僕は十文字さんに、いきなり美徳についてお話をしました。


 僕の美徳。それは「自分を諦めない」というものです。


 僕は幼い頃から死にたくなるような試練をたくさん味わってきました。27歳で統合失調症になり7度の精神病院の入院歴があります。その都度、這い上がり兄の会社で大幹部として仕事をしてきました。


 最後は精神薬の副作用に負けて、兄の会社を退職しました。


 何度も自殺未遂を繰り返しました。でも死ねませんでした。僕が自分を諦めていたら今、生きていないでしょう。


 作業所のタンポポに出逢い、僕がいかに傲慢だったのか思い知らされました。タンポポに約4年通所しました。タンポポでは金銭感覚と人間関係を学びました。あれだけ狂っていたギャンブルと風俗から抜け出す事が出来ました。


 そしてメッキ工場に移りました。末端のパートとしての苦労を体で感じています。どんな環境になっても、僕は自分を諦めません。


 僕の話に十文字さんは笑顔で応えてくれました。「昇さん、自分で宣言したのだから絶対に実行してね。」


 仕事をしていない精神障害者の話になりました。ほとんどの精神障害者が「働きたい」「人の役に立ちたい」と言うそうです。彼らには人生の羅針盤が必要なんだと言いました。大海原を航海する為に。


 最後に美徳とは哲学だからといって、1冊の本を僕にくれました。中国古典の本です。十文字さんから本を貰うのは2冊目です。寝る前に少しずつ読みたいと思います。


 面談が終わると主治医の筑根先生の診察です。


 メッキ工場の仕事について相談しました。体がきついので勤務時間を減らす検討をしている事を話しました。勤務時間を減らすのは良い事だと言われました。辞めてしまうのはもったいないので。ただ無理をしない様に言われました。


 お薬の変更はありません。


 診察料は480円でした。そして薬局へ。お薬を待っている人が4人いました。そこへ若い夫婦が2人で入って来ました。


 男性が熱があると言っていました。


 処方箋を受付で渡すと椅子に座りました。薬局内が凍り付きました。新型コロナの感染が頭をよぎります。すぐに受付の女性が対応しました。熱があるのなら、外でお待ち下さいと男性を促しました。後は一緒にいた女性が対応していました。


 熱がある事に敏感に反応してしまいました。でもこれは仕方がありません。


 お薬代は1,010円でした。

 

 寄り道をしないで家に帰るのでした。


~~~~


 十文字さんとの面接は美徳についてお話をして終わりました。奥が深いので何時間でも話す事が出来そうです。


 十文字さんは毎日、自分のゼロ地点を設けているそうです。日々新たな心で過ごす為です。


 僕はこれからも、自分を諦めないように生きていく事にしましょう。


 あなたの美徳って何ですか?


 今日も暑いのに、遊びに来て頂きありがとうございます。明日の山の日はメッキ工場の仕事があります。


 12日の水曜日から16日の日曜日まで5連休です。川崎駅をブラブラしてこようと思います。


 お話しはここまでです。


 どうか楽しいお盆休みを過ごせますように……


 いってらっしゃい♡


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