第16話 娯楽
お帰りなさい。
今日も来てくれて嬉しいです。
僕は根暗なので明るい話題が出来ると良いですね。この思い伝わる様に頑張ります。
それでは【生きてる証しが欲しいから】始まります。
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日の出屋を辞めてお金の無い僕ですが唯一の娯楽があります。
マンガネット館というインターネットカフェです。沢山の種類の最新版週刊誌や新聞、単行本、オンラインゲーム、最新版の映画、アダルト系のサイトが見れます。
飲料の自動販売機が有り、無料で飲む事が出来ます。
今日は7時11分の始発のバスに乗り込み川崎駅に向かいました。マンガネット館は食べ物持ち込み自由なので、マックでバーガーを2個単品で買いました。
遊ぶ時間は5時間にしました。先払いで税込み1134円です。
部屋と呼ぶには質素な天井の無い個室に入ります。僕は煙草を吸うので喫煙エリアになります。
部屋に入ると先ずは飲み物を用意します。紙コップでは1杯の量が少ないので、ホットコーヒーを2杯準備しました。
バーガーをほおばりながら映画の作品をチェックして何を見るか決めます。
「シング」というファンタジーを見ました。コアラが主人公で音楽の劇場をコンテストを開き再建する物語です。
心がピリピリしている時、こういうファンタジーを鑑賞すると癒されます。
映画を見終わると週刊誌を読みます。ゴシップ記事の多い「週刊大衆」「週刊現代」など見て、今時の情報を得ます。
心が汚れるのを感じます。
アダルト系も少し見ますよ。ああいう女優さんて普段何して過ごしているのでしょうね?気になります。紗倉まなちゃんのファンです。
オンラインゲームも出来ますが興味がありません。
5時間はアッと言う間です。飲料は8杯飲みました。無料なのでお得感が有るのです。
マンガネット館を出ると、猛烈な孤独感を覚えます。
お金がある時は、風俗とかに行き常連になっていましたね。風俗に行かなくなって3年経ちますが今も2人だけお気に入りの姫が頑張っています。
【心の元気プラス】という専門誌の表紙のモデルに選ばれ掲載された時は、その本を見て欲しくてお店の前まで行き、結局我慢しました。
行けばまた病気が出てお金を散財するのが見えるからです。
風俗は疑似恋愛の場です。ハマると恐ろしい事になるのは経験済みです。
つまらない話ですみません。しかし一般女性に相手にされない僕達障害者にとり性の問題はデリケートで深刻なのです。
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今日も読んで頂き、ありがとうございました。
「お帰りなさい」「ただいま」この毎日の会話に憧れます。
あなた、当たり前だと思ったら大間違いです。相手がいる事に感謝して欲しいです。
だから僕は明日も言います。
お帰りなさい・・・♡
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