第3話 疲労の溜まる職場

家から徒歩5分の駅から満員電車の

中膝を痛めての会社へ到着。家での

一件といい、さらにやる気が失せて

いく…。楽しそうに話す社員達の会

話を聞きながら私一人静かに自分の

席に腰をかける。


「雫おはよ~。なんか元気ないね?」


「おはよう」


彼女は入社した時から仲良くしてもら

っている…所謂同期というやつだ。とても優しい子で、たかが鷲ごときでイライラしてしまう私とは大違いだと思う。


「ちょっと色々あってね…。」


すると彼女はニヤニヤしながら…。


「なになに、失恋でもした?」


「違うからね」


「なんだ、つまんないの~。」


私が失恋したら楽しいのか…。というか、今の私にこの子に構っている暇は無い。早く仕事をしなければ。今日は大量の資料をまとめなければいけない。あの子に構っていたら今

日中に終わらない…。


「私は仕事に戻るからまたね。」


「は~い。またね~。」


よし仕事だ。いや、本当なら昨日終わるはずだったのに…今日の朝電車内で課長から資料が増えたからよろしくという悪魔のようなメ

ッセージが来たからこうなっているわけで…。


「はぁ……」


この件に関して悪いのは課長だった…。あの鷲が来てまだ少しだが、なぜこうも見事に嫌な事が連続しているのだろうか…。そもそもあの鷲が来たことが嫌なんだが…それに加えて資料の件も、言ってはいないが今日電車に乗るまでだって、近所の子供に足を踏まれ…おばあちゃんが落としてしまった荷物を拾い集め…苦手である犬に吠えられ…電車では軽くセクハラをされ…もう散々だ。あの鷲は疫病神なのでは…?そんなことを考えながらも手は進み、気がつけばお昼の休憩時間。仕事の進みは順調。よし、鷲のことなんて忘れて頑張ろう。私は鷲の存在を頭から消し、お昼を食べてまた仕事にうち込んだ。あの鷲が家で事件を起こしているとも知らずに……。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

初めまして。夢人と申します。訳あって更新がたいへん遅れてしまいました…申し訳ないです…。今後はしっかり更新します!とは言っても、私も楽しく書かせていただきました!皆さんにも暇つぶしとしてでも読んでいただけると嬉しいです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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