変化

考えるのを諦めたその脳で

私は何を望んでいるのだろうか

先が見えなくなってしまったその道を

どうやって歩めばいいのかわからず

ただ、その場でしゃがみこんだ

なんて惨めなの


自分の気持ちがわからなくなって

ただ、支配された恐怖が私を動かす

この言葉は本当?嘘?

もうそれすらわからなくなって

馬鹿だな、なんて自分を惨めに嗤った


光が少し差し込んだ

手を伸ばせばいいのに

手を伸ばせずただじっと見つめるしかできなくて

今更光が怖いなんて

今更変化を怖がるなんて

先が見えそうなのに私はそれを拒むんだ


「君は幸せにはなってはいけないよ。」

黒い何かに縛られている気がした


「君はそうやってまた逃げるんでしょう。」

黒い何かに言われている気がしたの


嗚呼、もう動けなくなってしまったね

深く深く抉られてしまった

この心は戻らない 戻れない

取り戻せ? なんて無茶な


「君が動かないと何も変わらない。」なんて

そんなのわかっている

五月蝿いわ 耳障り

私を焦らせないで 急かさないで


どうやって変わればいいの

変わろうとするたびに

黒い何かはまた私のところにきて囁く

「君が幸せになる資格なんてない。」


また、立ち止まってしまうの?


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