遮断

全て僕が悪かったんだ

暗い底に閉じ篭もった

何も聴こえないように 何も視えないように

何も悟られないように 何も感じないように

全てを遮断した


不意に君のことを思い出す

罪悪感と恐怖で呼吸が乱れて

嗚呼、苦しいとフラフラの脳ミソで

どうしたら許してもらえるかを考えるんだ


君のことも何もかも全部遮断しようとしても

君のことだけはどうしてもフラッシュバックするんだ

永遠に君に囚われたかのように

僕はずっと君のことを忘れないんだろうね


全て僕が悪かったんだ

他の声を全て遮断した 

許して、許して、なんて哀れに叫んで

許さないで、許さないで、なんて君に縋るんだ


もういっそのこと僕のことを消し去ってよ

暗い奥底へと堕ちては全てを遮断した

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