第4話チョットー急展開過ぎて着いていけないよ
「じゃ、お母さん!行ってきます!!」
「行ってらっしゃい!応援してるからね!」
千景こと、私は今日から多智花事務所でダンスや歌の練習をする事になりました!!楽しみです!
そして、歩く事15分...
「着いた、私がアイドルになる為の第一歩になる力を教えてくれる場所。」
事務所の中に入ると、受付のお姉さんが居た。当たり前か。
「どうかしたのかな?何かよう?」
「えっと、あの、多智花さんに昨日ここに来る用にって言われたのできました。」
お姉さん驚いてる。「えっ、本当に?」って顔してる。表情に出やすいんだな。
「社長呼んでくるから、そこで待っててー。」
多智花さん早く来ないかなー。足をブラブラさせて待っていると。
「千景ちゃん。ごめんごめん。待たせちゃったね。」
「いえ、大丈夫です。」
それから、ダンスをしたり、
「そこ、肘上がりすぎ。もっと楽しく。そうそう、笑顔で少し激しく。」
歌ったり、
「もう少し、コブシ付けて。そう、上手!」
1日が終わりました。少し...結構ハードでした。
「千景ちゃん。君はやっぱり見込みがあるよ!!」
「本当ですか?有り難うございます!これからも頑張ります!!」
―――――――――――――――
あれから3年―――――――――
8歳に成った年、当然の事が起きた。
お母さんが、倒れた。お父さんは、仕事で来てくれなかった。私は大雨の中傘を差す事も忘れて病院に向かった。
「お母さんっ!!」
「貴方のお母さんは、1年ほど前から病気だったようです。もぅ、これでは、打つ手がありません。」
そう告げられた。私は、何も考えられなかった。
「そ、そんなっ。電話では何時も普通だったのに...」
私は、無意識にお父さんに電話を掛けた。
「お父さん今ちょっと良いかな?」
「今は仕事中だ。後にしてくれ。」
「お父さん!!!!!ちょっと!お母さんがびょっ(ブチッツーツーツー
お母さんがっ、病気で。倒れたのに。何時も仕事仕事って...」
お父さんは、話を聞いてくれなかった。私にとっての家族は、お母さんだけ。でも、お母さんは、病気で後がない。送らせる薬は有るけど私には買えない。
雨の中を歩く。
コツッコツッ。ザーザー。コツッコツッ。ザーザー
「君。大丈夫?こんな雨の中1人で。何か思い詰めているようだね。相談にのるよ?」
黒い服を来た人に声をかけられた。
「いえ、大丈夫です。貴方には関係の無いお話なので。」
「本当かな?君のお母さん、吹雪さんに頼まれたんだ。1年ほど前にね。倒れたら、代わりに育ててほしいって。私についてくれば、アイドルの事も色々やってあげるよ?」
吃驚した。
「お母さんは、私にその事を何で教えてくれなかったんですか。」
「君が多智花事務所でアイドルになる為に頑張っているからでしょ?」
そんな事も知っている。お父さんには、話さないでこの人には話しているんだ。
「貴方について行った場合、お母さんは、どうなるんですか。私は、どうなんるですか」
「僕が薬のお金を毎月出してあげるよ?そうすれば、半年は持つ。君は、僕の養子になるよ。」
あの薬はうん十万円する薬だ。それを毎月。
「分かりました、貴方について行きます。あなたの元で学ばせてください。お母さんの為にも!」
私はこの人について行く。この人の元に行きお母さんの望んだ通りトップアイドルに成る。
「貴方の名前は何て言うんですか?」
「僕かい?僕の名前は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます