STEP.07 今こそ知りたい、ネチケット
はい、皆様お疲れ様です! 久々の更新ですが、どうでしょうか? この文章が、皆様のカクヨムでの創作や執筆、そして交流に役立ってれば嬉しいです。くどいようですが、本書は『カクヨムエンジョイ必勝法』みたいなものではありません。ただ、散発的に発生する悲劇的な
実際、書かれてあることを実践してみて、実感のない方もいらっしゃると思います。
特に、宣伝を通じて『読んでもらうこと』の難しさ、これは凄くありますよね。
ですが、ここまでこの文章を読んでもらって、それを部分的に
さて、作品を書くだけがカクヨムの活動ではないことは、わかっていただけたかもしれません。カクヨムのあなたのページは、言ってみれば『巨大ショッピングモールにテナントを借りた、あなたのお店』です。いい商品を並べることが第一ですが、それだけでは
宣伝、そして同じショッピングモールの仲間達との交流が不可欠です。
そして、互いに
馴れ合い? いいじゃないですか、馴れ合い大歓迎ですよ。
世の中には、馴れ合って
そういう人にも、そっと教えてあげたい、気が合えばつるみたい。
そういうだけの話なんです。
そこで、今日は『コミュニティが形成されたあとの話』をさせていただきますね。
皆様『ネチケット』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
今のSNS全盛の時代、半ば死語と化した古い言葉です。
要するに『インターネットで他者と交流を持つうえで、必要最低限のエチケット』のことを、ネチケットと言っていた時代があります。古くはパソコン通信の時代、そしてBBS(掲示板)を介しての交流、チャットの時代……そして、家庭用ゲーム機でネットゲームが遊べるようになって、MMORPG全盛期があって……そんな中で生まれた、一種のローカルルールですね。
エチケットとは、お互いに共有すると交流がスムーズになる、一種の対人スキルです。
エチケットに反してしまった時、罰則はありません。
ただ、違反してしまった人が損をするだけです。
そして、エチケットの違反を諌めたり、忠告してくれる人は皆無です。
親切な方なら、一言やんわり言ってくれますけどね。
この、ネット上のエチケットは今や古くなった概念です。しかし、その一部は今でも、カクヨムでの活動とSNSでの交流において、とても有意義な知識でもあります。
今日はそんな、一昔前のネチケットを語りたいと思います。
1.ハンドルネーム(ペンネーム)の呼び捨ては控えましょう。
えっ? そこから? って思う方もいらっしゃるかと思います。でも、大事なことです。当たり前ですが、ネットで知り合い、仲良くさせてもらってる人同士の距離感、これは独特のものです。そして、その距離感や方向性、自分と相手の立場や立ち位置というのは、とてもデリケートな問題です。
まず、相手を呼び捨てにすることは控えましょう。
親しい間柄、気心知れた仲であれば、その限りではありません。
でも、SNSと一口に言っても、
そこで敬称をつけてお互い呼び合いますが、へりくだり過ぎて『様』では、相手の方も尻がむず
親しい人と二人きりなら、好きに呼び合えばいいんです。
ただ、ネットは無数の人が見ている社交場であることをお忘れなきよう。
2.指摘や批判批評、作品への発言には慎重になろう
親しくなった方と、作品を読み合い、お互いに刺激を受ける。それは、とても好ましい状態、まさにカクヨム等のweb小説発表の場の醍醐味とも言えます。
ただ、そういう関係性が構築できた中でも、焦ってはいけません。
馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、慎重な方がいいと自分は愚考します。
ようするに、親しさとは『0』と『1』、『ON』と『OFF』ではないんです。
お互いに創作して小説を書く仲、そのクオリティは方向性を話す機会もあると思います。そんな時、仲良くなったからといって、当然のように深く踏み込んでゆくことはオススメできません。駄目とは言えませんが、あなたがその行動にこだわって実行する時、その行動が引き起こしたリアクションを受け止める責任が生じます。
焦る必要はありません。
あなたと最近親しくなった方は、これからずっと創作仲間かもしれません。
だから、焦らずいきましょう。
世に公表した作品は、あらゆる評価(良し悪し全部)を受け止めて当然。
そういう価値観は確かにあります。
しかし、それを友人や仲間等、親しい人にゴリゴリ求めると……
すげえ痛い時があります。
だから、慎重に、そして優しくやりましょう。自作を語る、相手の作品を語るの別なく、最初に『ちょっと言ってもいい?』とワンクッション置くといいでしょう。そうした中で
逆もしかりです。
3.第三者の作品に関して、不用意な発言を控える。
世に公開された作品は、すべからく、目に触れる機会に耐えねばなりません。
それは、趣味であれ商売であれ、同じです。
しかし、大事なことを覚えていてほしいのです。
あらゆる創作物は『批判批評されるために存在している訳ではない』ということを。それは、小説であれ漫画、アニメやゲームであれ、遊園地やレストラン、ソシャゲであれ同じです。全て
勿論、批判批評は自由であり、それを商売とする方もいます。
公の場でサービスとして確立した作品は、あらゆる視点に耐えねばなりません。
ですが、それは目的ではなく、より多くの楽しみに繋げるための手段でしかありません。だから『批判批評のための批判批評』とは、実に
あなたがもし、仲のいい作家さんを得て、それが一つのコミュニティになったとします。その時、不用意に
一見すると、おかしい話に思われるかと思います。
思った通りに生きて、活動して、発言する。
それは間違いではありません。
ただ、web小説という独特な社会で楽しく暮らそうと思うと、色々と考えさせられます。人間は皆、正論を元にした評価に対して、常に清く正しく公明正大に振る舞えないのです。
そんな訳で、今回のお話は正直、多くの方に
カクヨムでの活動と楽しみは、その一部が人付き合いと密接な関係にあります。であれば、好かれたい、嫌われたくないと思うのは当然で、
ただ、カクヨムを含め、ネットワーク上での人付き合いにはコツがいります。
顔が見えないまま、ほぼリアルタイムなやりとりをするから、難しいのです。
どうか、慎重になってください。
あなたが書き込む時、リプする時、応援コメントをつける時……どうか、送信ボタンを押す時に、一瞬待って読み直してみてください。その文章は相手にダイレクトに伝わりますが、本当に自分の意見と気持ち、そして今後望むものに繋がってますか?
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