舞台
スーパーファミコンウォーズは、CMが有名なファミコンウォーズの弟みたいなものだ。ゲームボーイウォーズもたぶん有名なほうだと思う。
だが、スーパーファミコンウォーズはちょっと不遇だと思う。まず、今はないシステムを使って買うソフトだからだ。
ローソンで書き換え専用のからっぽのカセットを買い、ロッピーという端末でソフトを購入して書き込んで使う。サービス名としては今調べたらニンテンドウパワーというらしい。
うちのカセットにはウォーズとグラディウス3が入っている。そんな風に、容量があれば複数のソフトをひとつのカセットに入れることもできる。
シリーズは最近だとDS版が2000年代に二本出ている。他に、ゲームボーイアドバンス版とかスピンオフ版とか、時系列とかの確認のために開いてるウィキペディアの項を見ながらこれ書いてる今存在を初めて知った。
ウォーズという名前の通り、戦争シミュレーションだ。兵器ユニットを動かして攻撃して町を占領して、敵を全滅するか敵の本拠地を占領したら勝ち。
ゆるめなシミュレーションで、兵器の名前は「歩兵」とか「重戦車」とか種別名になってるので、シンプルかつ、あんまりリアル知識がいらない。とりあえず最初のマップで遊んで、ユニットの特徴をぼちぼち覚えながらほかのマップを遊べばいい。そのあたりも個人的にとっつきやすかった。
そして、他のシリーズには多分ない特徴。
UIがとーってもゆるいのだ。絵柄がかわいらしく、文字も丸っこいかわいいフォント。たまに歩兵が「わー」「きゃあ」とかわいい声を出す。とにかく画面の作りというか、雰囲気が明るい。
ひげさんの友人にゲームボーイウォーズをやっている人がいた。彼は硬派なゲームが好きだ。ひげさんのプレイ画面をみて、「俺、こいつはやらない」みたいなことを言い出した。
私は逆に、ひげさんがやってるのを見て遊び始めた。
というか、対戦相手になりそうなゲームはだいたい呼びつけて触らせてくるヤツ、それが兄弟というものである。
ガンダムを一ミリも知らないのに、友達がくれたり置いてったりしたカセットの中にあったシミュレーションゲームの対戦相手をさせられて、いくつかの特徴的なユニットを覚えるまでは何も分からず、しんどかった。めちゃくちゃ強いユニットにザク突っ込ませちゃったりとかな!
CPU対戦というのはどこかで飽きるものである。私が一人で遊んでもそれなりに敵を倒せるようになると、ひげさんは私をやたら誘うようになった。
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