綴られる言葉に呼吸を感じます。
感情を揺さぶられる様な、包まれる様な、不思議な気持ちになる。自然を感じ、捉え、そこに言葉をのせる、そんな心地良い言葉を散りばめつつ、芯には荒々しい感情が見え隠れする。本能と理性、良くも悪くも、『人間』を読まされた感じがしました。
ふとそこにある身近な風景や人の思いが、優しい瞳で見つめられたらこんな素敵な詩になるのですね。 ほっと一息ついてください。心があたたかくなる詩集です。
詩です。あらすじに、『自然を感じる時に生まれる詩』とありますが、確かに、自然にまつわる詩の連作集です。ただ、自然を詠むだけじゃなくて、そこに記された文字には、生き方や人生が滲み、潜んでいます。第一作の『川の流れ』に心を持っていかれました。思わず涙が出てしまった。自分では書いたことがありませんし、詩についての知識は、ほぼ皆無ですが。この『生きていく。』の詩たち。大好きです。
僕は、この詩を読んで、昔の大好きだった。テレビ番組の知ってるつもりを思い出しました。命の大切さや、大自然のすごさを感じる詩です。
生きていくってそういう事なんですね。読んでいて心和みました。お勧めです。