第27話「火曜夜の、鍋焼きうどん」



「…………終わっ……た……」




 夕方近くになって、急きょ飛び込んできた案件。


 何でも「お得意様の大ピンチ!」的な緊急事態らしくて、私含め課の数名が慌ただしく対応に駆り出されたんだ。



 で。

 同僚達と協力しつつ、やっと何とか終わらせたのが、たった今。


 いつもならこんなに遅くまで残業した場合、おなか空き過ぎてフラフラになってるとこなんだけど……2時間ぐらい前にお偉いさんが「いやぁ悪いねぇ~!」とか言いながら、コンビニサンドウィッチ&お茶を人数分差し入れてくれたから、今日はそうでもないんだよね。




 とはいえ中途半端に小腹が空いた。

 何も食べずに寝るのは、ちょいとツラそう……。



 ……あ、冷凍庫にうどんがあった。


 家にあるもので簡単に、鍋焼きうどんでも作ろうっと。





◇◇





 帰宅です。

 早速うどん作っていくよ!






 まずは、具材の下準備から。



 【ニンジン】中1/4本(約40g)は洗って皮をむき、5㎜厚ぐらいに輪切り。

 耐熱皿に入れラップをかけ、レンジ600wで1分ぐらい加熱したら、そのまましばらく置いて余熱で火を通します。



 鍋に水1カップぐらい(分量外)を沸かし、沸騰したら【油揚げ】1/2枚(約30g)を、両面サッとゆで油抜きします。

 ゆで汁は捨て、油揚げはひと口大にカットしてください。


 ゆでた直後は熱いので、火傷に注意。






 では、うどんを煮込んでいきます。



 1人用の小さい土鍋(もしくは小鍋)に、【水】1+1/4カップ(250㏄)と、【麺つゆ(濃縮3倍)】大さじ3を入れて軽く混ぜ、【冷凍うどん】1人前(約180g)を入れて中火にかけます。


 煮立ったら少し火を弱めてから、つゆを味見。

 濃いようなら水を、薄いようなら麺つゆなどを加えて味をととのえてください。



 味が決まったら、油揚げ、ニンジン、【冷凍ホウレン草】70gを麺の上に並べ、中央に【卵】1個を割り入れます。

 蓋をして数分煮て、卵の白身が固まってきたら、鍋焼きうどん完成です!


 好みで【一味唐辛子】少々などをかけてもOK。




 土鍋のまま、食卓&鍋敷きにのせれば……。






「いっただきまーすっ!」






 いい感じにグツグツしてる。

 最初は、うどんの麺からいこっかな。



 ふぅ、ふぅ。


 ……う~ん!!

 普通のかけうどんとかより、ちょっとやわらかめ。

 でも煮込み時間そこまで長くないからか、冷凍うどんのコシはちゃんと残ってるね。


 つゆがしっかりしみた油揚げもうまし。

 半熟の卵を崩して、とろけ出てきた黄身をうどんや具に絡めるのもまたいい。

 




 そういえば学生時代。

 よくこんな風に、夜食でうどん食べてたなぁ。


 試験勉強の合間とかの息抜きな感じで、パパッとある物つっこんで作ってたけど……テキトーに作っても、なぜかそれなりにおいしかったんだよね。


 なんか、懐かしいや。





・・・・・・・・・・・・・


おまけ。


↓料理のイメージ写真こちら

https://twitter.com/nano73/status/968387999925985284


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

   材料(1人分)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 <鍋焼きうどん>

油揚げ   1/2枚(約30g)

ニンジン  中1/4本(約40g)

冷凍ホウレン草 70g

冷凍うどん 1人前(約180g)

 ■水  1+1/4カップ(250㏄)

 ■麺つゆ(濃縮3倍) 大さじ3

卵     1個

 ■一味唐辛子 好みで少々


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


※麺つゆが濃縮3倍以外(濃縮2倍など)の場合、パッケージに書かれている「麺のかけつゆ」の割合に従ってください。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

琴子さんちの、食材ストック

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ごはん   《冷凍》茶碗2+1/2杯分(約375g)

うどん   《冷凍》1人前(約180g)

牛豚合い挽き肉 《冷凍》100g

チキンナゲット《冷凍》2個(約40g)

ウインナー 《冷凍》約45g

ピザ用チーズ《冷凍》約130g

油揚げ   《冷凍》1/2枚(約30g)

コーン   《冷凍》約30g

カットトマト《冷凍》1/2缶分(約200g)

玉ネギ   中3/4個(約150g)

ニンジン  中1/2本(約80g)

卵     8個


      ……他。

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