3#懺悔


 僕は、やり場のない孤りの寂しさに空を見上げていた。


 空にはまあるい色とりどりな鳥が1羽、2羽。自由に。


 僕も空を飛べたら、あの鳥と友達になれるんだけどな・・・そうだ、彼らには友達になってくれるかも・・・お~い!!


 僕は空を見上げてながらその鳥を追いかけていた。


 夢中で追いかけて、待ってよ~

 林が開けて崖まで来ていた。僕は辺りを見た。


 眼下に街が見えた。

 また空にまあるい鳥が飛んでいた。

 僕は崖から降りて街を行こうとした。あの鳥はそこに住んでいる。


 不幸は知らぬところからやって来る。僕の姿がそこにいたハンターに見つかってしまった・・・


 ハンターはおもむろに銃を撃つ。僕は身の毛がよだつほどビックリした。一目散に逃げ出した。ぴぎ~とも分からない悲鳴をあげながら。


 追いかける猟犬。何度も食いつかれそうになる。


 いつの間にか、仲間が住む場所へ。怒り狂う猟犬。銃を撃ちまくるハンター。


 信じられない光景を見た。ハンターは僕の仲間を次々と撃ち殺した。僕は他の仲間を助けにそのハンターに思いっきり突進した。


 吹っ飛ぶハンター。そしてハンターは逃げ出した。どうだ!“山の主”は伊達じゃない・・・!!

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