第6話模擬戦

3ヶ月が過ぎた(6日で1週間それを5回繰り返して1ヶ月)


ゼイ「今日から戦闘訓練を取り入れようと思う。いきなり模擬戦はさすがに不味いから防御魔法から感覚をつかんでいこう。こちらの魔法師に水魔法をうってもらう、当たっても濡れるだけの魔法だ、危険はないが本当ならそんな生易しいものを敵はうってこない、それを考えながらやるんだ。最初はまず呪文からだな、自分が言いやすいのでもいいし、私たちが言った呪文をそのまま使ってもいい、そこは自分で決めてくれ、では、各自防御魔法の練習だ、始め!」


皆好きなように防御魔法の練習を始めた

エルサは何もしていなかっただが、それを咎める者はいなかった

魔法の強さの評価は平凡だが、全て呪文を唱えなかった、つまり無詠唱で行ったのを見ているので教師も周りの皆も気にしなかった

一人を除いて………


アーネ「練習しないんですの?」


エルサ「私は呪文を唱えなくても魔法を使えるから練習してないように見えるだけだよ、ちゃんと頭のなかでは唱えてるから」


本当はただ皆を見ていただけなのだが


アーネ「そんなすごいことができるのに魔法の評価が低かったんですの?」


エルサ「無詠唱で魔法を使えてもその魔法自体が弱かったから評価が低かったんだよ」


アーネ「そうだったんですの。」


エルサ「でも私は防御魔法や治癒魔法が使える方だから今回の訓練は嬉しいかな」


アーネ「防御魔法と治癒魔法が使えるのですね、羨ましいですわ。私は全然ダメですわ。治癒魔法は特に」


エルサ「向き不向きがあるからね」


アーネ「エルサの苦手な魔法はなんですの?」


エルサ「えーと、……ないかな?」


アーネ「え?そんなことないでしょう」


エルサ「一応試せるだけ試したから全部できるよ」


アーネ「……。」


アーネは練習を始めた、そして思ったエルサと敵対はしたくないと、どんなに弱い魔法でもいろんな魔法を無詠唱で連続で撃たれればどこかに隙がでるからだ


そして防御魔法の実戦、防御魔法は半分以上が失敗、アーネは持続できず水がかかった、そしてエルサは……


魔法師からしたら防御魔法は失敗していただが、エルサには水がかからなかった


エルサ(やっぱり普通の魔法使いの6分の5の魔力じゃあ持続は無理ね)


エルサの今の魔力では防げなかっただがリミッターまでの魔力なら自分中心で円形の防御魔法を持続させるのは簡単だ、つまり水魔法を防御したのは常時つけている防御魔法だ


魔法師「…合格だ」


魔法師は納得できていなかったが弱い水魔法だからそうなるかと思い、続けて訓練相手をした

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